今勉強しているのは
サルコペニア(加齢や疾患により筋肉量が減少することで
全身の筋力低下および身体機能の低下が起こること)による嚥下障害を
歯科的、内科的、栄養学的に改善していくこと
私の祖母は90歳の頃軽い脳梗塞で倒れました
救急病院へ搬送されて、病院で先生に言われたこと
『栄養失調です』
マジかと思った。祖母は食べる人だったし、食べているというイメージだったので
まさか栄養失調と言われるとは思わなかったのだ
一緒に住んではいなかったが、職場に祖母が住んでおり、毎日顔を合わせていたから
ショックだった。栄養失調ってなんなん?おばーちゃんちゃんと食べなよ?
祖母はその後、積極的に訪問看護やショートやロングステイなど利用して
95くらいから特養にお世話になった
私は祖母を邪険にしていたし、今の知識があったとしても祖母を栄養失調にしないってことはできないだろうけど
気付いたらおじいちゃんやおばあちゃんが栄養失調だったって気持ちが良くわかるから
あの時、低栄養状態にしなければ、筋力をもっと維持出来ていたかも知れないと思う
今、在宅診療を利用しているお年寄りには出来るだけ
最後まで自分の力である程度のことが出来るようにしてもらいたい
やっぱり、ご飯を食べる事も排泄する事も、自分で出来るって素晴らしいことだから
だから、歯科治療の知識だけじゃなく、栄養学的な事も必要で
それに合わせてリハビリなんかも取り入れて行きたいと思う
こんな事してても、おばあちゃんとの時間は取り戻せないけどね
それでも次に繋いで前を向いて生きたいから
少しずつ少しずつ、自分の糧にしようと思う