日本は略100%を輸入に頼っている、石油もガスも石炭もと多岐に渡る資源・エネルギーは海外からの輸入だ。この分の金額は多額で有り、輸入経路に依っては海賊に襲われる事も有る、所謂シーレーンの確保も重要だ。軍を持たない国だから海上保安庁に護衛を頼むわけには行かない、余りにも海は広くて困難だ。船員の成り手が居ないから、フィリピン等の船員が乗務している、もしかして海賊が怖いから船員を外人に依頼しているのか?
エネルギーの大消費国で、再生可能エネルギーとか言って訳の分からない言葉を使っているが、これは何を指しているかを知らない人が多い、そんな言葉遊びをしないで自然エネルギ―と言ばよいと思うが、政府が発している言葉かもしれない。
何をもって再生なのか、ならば再利用とすれば良い、太陽光のモジュールの原料は中国が供給するので、古いのとか壊れたのを処理して必要な物質は取りだして再利用は行っている、風力は再利用は出来ないから修理して再活用は行っている、がどう見ても再生可能でない。モジュールを国産品として造って販売していたが、中国の安かろう悪かろうが市場に浸透して、国産メーカーは知る限り1社位しかない、それも僅かで全世界の市場では90%以上はが中国製だ。
山の傾斜部分とか使わなくなったゴルフ場に大規模な施設が有るが、これらは各地の不動産屋が関係している、彼らが結託して安い中国製を輸入する様になった。今日これらが処理しないで野山に廃棄されている、化学物質が含まれているから厳密には処理業者でないと物質とガラス等を分けないといけないが、悪徳業者が多いから正しく処理はしてない。本来なら販売した時に「処理の事」を話して処理費を月々〇〇万円を貰い廃棄時に処理費の清算が有るとして金額が発生する事を話さなければならなかったが、これを疎かにした。住宅用は10年間で電気の買い取りが終了した。この時点で処分しても良いがまだ電気を造るので後10年間は売電収入は、金額は減るが収入には成る。
風力発電は大型の方が多くの電気が作れるのは知られているか大型になる、山の頂上が敵地で、尚且つ年間風が吹いて居る地域が良いので、日本海側で秋田とか北海道は適地だ、地形的には出っ張りが有る所が良いが、そんな所に道はないから、道を造ったり,製品や資材を運び込むのにロープを張るとかの整備しなければならない事が多く発生する。風力は風を切るのと、回転するので音が出る、これが耳障りとか言う近所の人が居たりするから、話し合いが必要になる、では海上にと設置場所を切り替えた、今度は漁業権が発生する等国土が狭いから様々な困難を克服しなければならない問題が在る。 そんなこんなで三菱重工等大型を製造出来る会社は撤退した。今はデンマーク等の会社に発注している、中・小型は国産で可能なので、メーカーに問い合わせれば適地かどうかはデータを 持っているので相談し易い、量としては中国が世界一の設置数と供給国だ。この国とは関係性が良くないので嫌う国も有るのは事実だ。
後は水力も有るが、これはダムが有る所には必ず水力発電も造られている、街や村でも高低差が有る小川が有れば作る事は出来るが水利権が付いているので勝手には造れない。
今後は国産品で「ベロブスカイト太陽光電池」が有る、発明された当時は発電量が少ないので余り注目されなかったが、今は10%以上なのと、軽くてどんな場所にでも利用できる、印刷技術的に作れるのが特徴で、積水化学工業等複数の会社がライセンスの元で生産している、強い光がなくても電気が造れる、従来のモジュール形式で無いから屋根材に負担が少ない、影になる事も気にしない、極端に言えば家をラッピングすれば多くの電力が造れる、自動車の屋根に張れば良い、建物や橋、ビニールハウスで野菜や果物と電気も造る、あらゆる場所が可能で有る、が以前の様な電気の買い取り条件は良くない、東京都は設備に関する費用の2/3を給付する、上限は4000万円だ、全国の個人住宅や自治体が設置に前向きで、政府も補助金等でカバーしてくれたら、原発も火力発電も必要ない国になるかもしれないのだ、今は普及の為の実験だから、技術的に簡単には廃れないとなれば日本は資源輸入国で無くなるかもしれない。
そんなバラ色の世界が可能となれば、日本は世界の救世主になるかもしれない。期待大だ15年位前には有望な技術として紹介されてはいた。