正直に言えば、日本がダメだ有った期間が長すぎた事で有る。今人工知能騒動は元々の「機械言語処理」分野の事で、日本も取り組んでいたが、機械=コンピュータを動かすのには命令が必要で、そこには数字と英語が使われていて、これが全ての基本モデルとなっている。機械言語のスピードや能力が高くないと、負荷が機械(装置)に掛かるので、この発達はハードとソフトが同時進行する必要が有るので、資金力と人材が必要で有る、これに対して日本は英語から日本語(この逆もある)に変換する作業が有るので、余計いに時間が掛かったのは事実で、これが開発の遅れに繋がった、これを最初から数字と英語だけで開発が行われていたなら、進捗状況は良かっただろうと想像する、が全てが手遅れだ。
この間に進歩の遅れが有り、継続性で大変な遅れが生じてしまった、AI・人工知能開発なんか予算も付かないから、遅れるのみだ。初期段階の開発が進んでないから継続性がない、どの位のギャップが生じたかは定かでないが15年から20年は有ったで有ろう、これは略何にも行わないと宣言しているだけと受け取られているから世界の会議等への参加も少なかった、イコールで進展もない。何より予算が付かないから何も出来ない状態で有る、筆者は比較的情報には敏感で有ったが、ウイルスの広がりと収束の目途がなかった、こんな事に3年も振り回されて、時間のロスとお金の使い方にも問題が起こる、これら以外ではオリンピック開催も有ったので、こんな世界的なイベントは日本みたいな小国では行わない方が何かと得なんだが「中止」と言う選択は取らなかったのが、ダブルで負荷となる。
日本のコンピュータ産業は長い期間を牽引してくれた産業で有ったが、IBMがパソコン事業から撤退し、完成品を中国から入れると、してから急速に斜陽産業となった、スマホがコンピュータの機能をカバーする様になった頃、連絡ツールは電話機能からLINEの様な短いメッセージのやり取りが主役となった、検索の主力はグーグルが圧倒的にお客を掴んだ、2番手はマイクロソフトなんだがその差は大きい、これを詰める為に様々な機能が売りだされたが、メインにはなれずに付録のままだ、そこにマイクロソフトは新機能のベンチャーに対して投資を行う、意外に古く2015年だ、これにテスラの様な新興の会社が当時で約1300億円もの資金を投入する、こんな程度の話は珍しくない地域だから、日本でも話題にするメディアもなく年数が過ぎたが、マイクロソフトに不足している機能に追加が有った程度しか認識がなかった。 2019年に約1500億円もの追加支援を行う、単独でこんな金額を投入するからにはメリットの計算がなされたで有ろう、日本でなら無帽と思われる事が平気で行われる、何せ日々こんな案件が持ち込まれる地域だから感覚がマヒしているかもしれないし、ビッグビジネスの仲間入りするかもしれない程に刺激が有るエリアだ、そこに36年前にしばらく暮らし、その後年は何度も往復する地域となる、15年間は往復したで有ろうから、知らないビジネス環境ではない、この地に米国のAI学会の本部事務所が有って会員登録に寄ったことが有る、スタンフォード大学のキャンパスの近所だから大学関係者の登録が多い学会で有った、登録したころは暮らしていた時期でなく、10年位後の事で、AI関連の仕事からは離れていた。
そんな関係で今日再びAIブームが来るとは思って居なかった、既にリタイア組だから情報が入り易い環境でもない、もっぱら雑誌や新聞記事で仕入れている程度だが、日本のベンチャーと言っても小粒で将来性はない、AIを取り込んだソフトとか言われても機能は何がベースで立ち上げられているのかを聞けば、それはAIでない事には気が付く、当分はそんな事が含まれた記事の紹介が多いだろう、無いよりは有った方が良いとは思うが、静かに新興して欲しい、今回の情報は小さな記事からのヒントで書いたが、今後に言語処理の重要性が書かれていたら読んで下さい。それがAIの本質です。