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つい最近、ホワイトハウス発で半導体の会議と日本では自動車用電池開発の設立が

バイデン大統領が出席した半導体の国際協業のオンライン会議が行われた。
主催者は政権内のレモンド商務長官、大統領補佐官と国家経済会議委員長も政府側からの出席者で、米国内からは自動車メーカのGM,フォード、半導体とコンピュータ関係ではインテル、マイクロン、アルファベット(グーグルの親会社)、HP、デル、メドトロ二クス、AT&、ノースロープ、グラマン等大企業と海外からは台湾の半導体製造の世界的ファンドリーのTSMC、韓国のサムスン電子の2社のみ、計19社の社長か会長が出席。日本はこの分野で存在感が無いからお呼びではなかった、これが今の日本の立場を象徴している出来事だ。

日本のマスコミ報道も小さいから、見落とす位の簡単な記事で有った。昨今の半導体不足と国内でのサプライチェーンの構築についての会議で、将来の産業の方向付けに関係する、米国は既に多額の予算を確保しているし、インテルはアリゾナ州に大きな工場を建設する、そこでは今まで行っていなかった半導体受託生産が可能な工場も含まれる、TSMCもアリゾナに工場を建設する予定?
このアリゾナ州に行かれた方は少ないと思うが、筆者は40年位前から10回以上行っている、夏場は暑くて自動車のボンネットで卵焼きが出来り程に暑い、冬場は暖かいから野球球団のキャンプ地が多く有る、以前は巨人やヤクルト?もキャンプしていた時期が有った。
空気が乾燥しているのも利点かも知れない、ハネウエルの工場は以前から有るし、シリコンバレーの拡大が限界と言われた時期はかなり前で、新たな候補地としてアリゾナとオレゴンに注目が有った。
東京には米国の州事務所が有るがアリゾナ州は置いていなかったから州庁舎に行って東京に事務所を置かないかと交渉した事が有る、当時日本の会社がこの地に進出はしてないが台湾企業は進出していたし州庁舎の担当部に台湾人が働いていて今その交渉を自分が行っていると、人口2千数百万人しか居ない国だが世界に散ばって生活している国際性に日本はかなわないと思った例で有る。

米国は中国の躍進に気が付いていただろうが何でも米国への輸入を許し、留学生を一番多く受け入れていた。結果直ぐ後に中国が居ると、トランプはこれに対して貿易戦争を仕掛けた、これ自体は唯一トランプが許せるアクションで有った、アバマ時代やブッシュ時代に中国は眼中になかったとしか思えない、アフガンやイランとイラクとの戦争状態が長過ぎた。
中国政府幹部の子供は基本米国に留学し、そのまま会社勤めなどして働くのが当たり前で、この間に中国で稼いだお金を米国に持ち込んでいる、豪邸も買い悠々自適な生活を子供や妻が謳歌している、国家主席習の娘も大学で学び今も米国で暮らしている、対立しても資産の差し押さえが無い程度の喧嘩はするが、限界点を超えることは望んでいない。

米国が復権するには重要な産業は国内に残す必要が有る、これは日本も同じだが日本は既に多くを失っている、政府に力が無いし、個人でも日本を捨てて米国に移住は可能だが、まだ危機感を持ってないのが日本人の軟弱性と海外へのチャレンジ意識がない。産業のコメと言われた半導体の競争力は奪われたが細かな部分では日本製品がなくては機械が動かない部品は有る、しかし1点が数十円とか数百円の商いでは数で稼ぐしかない、失われた30年の代償は大きいのに気が付いても遅い、挽回は簡単ではない、今回のオンライン会議に呼ばれなかった事を産業界はショックと受け取っただろうか。

今回の「電池サプライチェーン協議会」の設立総会は、何とも虚しい船出で有る、一応55社が参加したらしいが、自動車用とは異なるが太陽電池の生産をパナソニックは撤退すると1月31日に公表する、国内に有った工場は閉鎖となる、三洋電機が持つ電池部門が欲しくてパナソニックが買収したが、白物家電は中国に売り、太陽光発電用をどうするつもりだろうか、中国の低価格と大量生産で10年前には日本のシャープ、京セラ、三菱電機、等が売り上げ上位で商売していたが、メガソーラーでは勝負にならない位に価格差が有ったから時間の問題で有った、こうして日本の産業は世界で負け癖が付いてしまった。

今回の協議会は自動車のEV化での電池分野だが、これは世界が地球の温暖化でカーボンゼロ社会を目指すと言う流れが出来てしまったからで、慌てて仲間と協力して供給と競争力を維持しようとする危機意識から来ているだろう、この分野には多くの企業が関係している、部品会社も入れれば数百社は有るだろう、兎に角、自動車関連事業を失うと、日本には産業らしい商品が無くなると思って下さい。それ程に世界の競争で勝てなくなっています。

創業社長がいなくなり、サラリーマン社長では経営に対する本気度が違う、プロ経営者がいないのが日本の弱点、と言って外人社長を置いても、ゴーンの様な会社を食い物にする奴が出てくるから気を緩めるわけにはいかないが、武田薬品も今や外人重役に仕切られている、6兆円以上もする製薬会社の買収なんか何で許したのか、何十年もの時間で築いた商品ブランドを、この買収ののれん代を稼ぐために切り売りしている、このままでは何年か後に武田を失うかもしれない、日本企業は多くのM&Aで何兆円も使っているが成功より失敗の方が多い国で、国際企業で揉まれていない日本人では外国企業を外国で経営なんか出来ないと思っている、会社ごっこして失うだけだ。

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