第二次世界大戦への突入が失敗の一つで、それもアメリカへの先制攻撃?は不味かった、諸説が有りアメリカは事前に情報をキャッチしていたが戦争の切っ掛けを、日本の責任にする事で、その後の展開を有利にする事が最大の目的だったかもしれないと。これも日本の戦略のなさと情報分析の能力もなかった、リーダーとして戦術もないから負け戦となる、広大な太平洋をカバーなど出来ない、ソロモン諸島から北方四島の先までを限られた軍人と武器で誰が考えても無理、こんな疎かな戦争に突き進んだ軍人と政治家にリーダーとなれる人物がいなかった、プラスインテリジェンスを備えてる人物もいない、戦記物を読んではいないので戦争に関わる事にはコメントはしたくないが、疎かな戦争で有った事は事実だ。
戦後は何もかも失ったから、集団で立ち上がるだけ、この間アメリカの植民地みたいなものだったから、取り合えず国内で作った物をアメリカに買ってもらう、戦後25年して初めてアメリカに上陸した、その街はシアトルで今ほどは知られていないが戦前から漁師関係者が訪れて居たり移民として暮らしていたと聞いたが高層ビルが立ち並び地方都市だが美しい街並みで有った、その後サンフランシスコやロス、サンディエゴとお決まりのベガスまで周遊した。
日本はまだ多くの分野を学ばなければならない時代で有ったから、製造から科学技術までの分野で、多くの日本ビジネスマンを米国に学べと、情報提供したり現地企業への訪問をアレンジした。
日本の部課長から各企業の問題点や組織、意思決定のプロセス等問題点を多く聞いた、アメリカに追い付き追い越せの時代だから中堅社員は勢いが有った、兎に角集団で働いた時代だったが歪も生んでしまった、何とかなるのではなく次の世代に引き継ぐ科学技術を示す事が出来なかった。
1980年代の終わりから負の遺産を引きずってしまった、当然リーダーが出てくれないと困るが、それでも産業界に松下やホンダ、ソニー等創業家が健全で有ったから10数年は持ち堪えたが、その後がいけない、サラリーマン化した社長が生まれて彼らは失われた30年の始まりを作り継続しただけ、多くの技術や人材が韓国に流れその後中国へと流れてしまった、経営できない社長が余りにも多い時代が長く続いてしまったのがその後の日本が低迷させた。
日本は政治も安定しないから短命内閣の時代となる、企業も生産と製造が韓国と中国へシフトする、中国なんか偽物天国とテレビが揶揄して報道したが、中国指導部は国の発展の為に先進国で有ったアメリカ、ドイツそして日本を先生として受け入れた、それも中国が有利な仕組みを作って、進出した企業は仕組み沿った事業運営でしか展開が出来ない、儲けは中国内投資だからその内に何の為に進出?となるがその時は中国の存在なしでは事業が回転しない状況になっていた、人件費が1/7とか1/10では勝負にならないと思いつつ、中国の罠にハマってしまった、こうなると容易には抜け出せない、これが今日の課題として苦しめる、工場の日本回帰と言って補助金を用意しているが、確固たるサプライチェーンが出来上がった国から抜けられない、人口ボリュームが多いと半分がそこそこでも、後に続く半分がマーケットの対象になるから数十年は食っていける、人口14億人は脅威だ、ガメツク近隣諸国を取り込んでいる。
ソ連がロシアになって国力が落ちたから、中国は手放さない、世界の資本主義国が中国を包囲出来るのか、余りにも恩恵と感じている国が中以下の国に多いから彼らは絆を離さない、アメリカを中心とした国が反中国に完全にはなれない、これが日本の様に曖昧で弱腰、リーダーがいない国と見ているから、本来なら外交力を仕掛けてくるが今は、取り合えず小出しでの嫌がらせ程度、しかし安住は出来ない、日本叩きは以前に仕掛けられたからその打撃は強烈で有るがそのまま残った企業は損得概念で今は損をしたが何れ徳もするだろうと踏み留まったが技術はタダもれ状態だから、中国企業は数年でキャッチアップしていく、この約40年間に欧米と日本の大学で理工科系を学ばせた若い人材が数十万人は居る、それがこの10年間でも大きく飛躍し中国脅威論が生まれた。
中国の時代にストップを賭けたのが嫌いなトランプだ、彼が唯一残した功績が中国へダイレクトに苦言し政策変更や貿易、技術流失に歯止めをかけた、タイミングとしては5年は遅かったが、これがなかったら中国のスピードなら今は僅差で有ったで有ろう、大きく引き離さなければならないが、その為にはドイツと日本が対中国へ制約を掛けられるかだ、その為にはリーダー性が必要だしインテリジェンス性も兼ね備えなくてはならない、この点で菅は備えていないのが残念だ、国際性も重要で、この点でも彼は一番遠くにいる。
内閣総理大臣に成れる人財は、リーダーシップが有る事、実務とインテリ性を備えている、見た目の威圧感が有る事、身長は最低でも175㎝、出来れば180㎝以上、英語は世界語として簡単な会話は出来る事が必須で有る。
年代は65歳位までで出来れば50才代が望ましい。
その為には総理大臣を国民投票で選ぶ、政治の仕組みを早く変える事、議員数を減らし、与党と野党で給料差を設けてノンビリ型の政治家を排除する。
ゴミ政党の条件を厳しくする、これは今でも出来る簡単な事だ。