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日本企業の中国進出は、利用されるだけの存在で有ったかもしれない。

最近の帝国データーバンクの調査に依ると、中国に進出していた日本企業数が、6月時点で1万2706社となって、これは約2年前から940社減している事らしい。この数字の約4割は製造業で5125社、意外に少ない印象だ、商社の様な人だけ出している企業も有るだろうが、意外と多い製造業以外の日本企業で有る。

しかし、このまま従来通リの製造業では、継続経営が難しくなる予定で有る、中国政府は開発と設計を含めた中国での事業展開を、希望でなく条件とした方針転換が起きている、中国企業がより前進する為には高く売れる産業が欲しい訳で、何処の国でも造れる商品は締め出しするかもしれない、或いはサプライチェーンの中に組み込みたい技術を持つ会社以外は興味を示さなくなっている、例えば中国新幹線は今や日本製が原型でなく、中国の技術の結晶で世界1の技術の集大成の如く、世界に売り込んでいる、現実的には思う様にいかなくて、インドネシアでは日本が先行していた調査データで、かなり安く受注したが、完成が遅れていて現在も運行できていない。

中国は基本技術を盗む方が、手っ取り早いから様々な仕掛けで、盗む事を考えている、それをノンキな日本は技術協定とか協力と勘違いして、社員を研修で受け入れたり、技術者を派遣したりしている。それで有る程度の目途が立てば、本格的に技術者をスカウトしたりして中国製と称する商品を造り上げる。

今から40年以上前に中国は自動車会社が欲しかったので、日本に合弁会社を熱望して進出させた、これには日本政府と経団連も後押しての本格的な進出となる、その頃の中国にはエンジンを開発する能力もなく、車体を滑らかに仕上げる技術もないから、プレス金型の会社も連れて来てくれと、頼み込む、何でもかんでも頼めば要求に応じてくれる日本企業は大変有難い存在で有った。とにかく1日でも早く製造国家になる事だから、本音がバレない程度に日本企業を手なずけたのは事実で、日本企業も人口の多い中国のマーケットが欲しいと願っていたから、何でも要求に応じた様だ、10年とか20年も経てばそこそこの商品が造れるようになる、自動車メーカーと称する会社が数百社も有る国は多くない、が中国には有る事が自慢で有る、欧米メーカーと競争できる会社も5年位前から造り出し、内燃機のエンジン開発は無理と分かったので、電気自働車(EV車)1本に絞り込んだ開発へシフトする、幸いに元となる資源も豊富に有るから断然有利な会社が出来上がる、日本が協力しなくてもドイツを10年以上前から取り込んだので、今やドイツ社が一番売れている、中国人心理としても日本製よりドイツ製の方がステータスで有ったかもしれない、憧れの外国製は日本製でなく欧米系に軍配が上がった。購買心理として同程度のクラスで価格も同じ位なら欧米系となるのはアジア人の嗜好だ。

彼らには日本から技術を盗んで、中国製にする事だから、日本企業の開発した先端商品で、欲しい技術は幾つも有る、それを手に入れるには、中国で組み立てが出来るのは当然として、その前工程の設計や開発技術が欲しいと成り、その商品を中国で売るためには一貫生産が条件だと、強気な方向転換をして来た、さて日本企業はどうするか、1台数億円もする商品が年間10台以上売れる国は日本と中国と米国しかない、米国は既に先端技術は中国に出さないと決めている、米国の意向を無視して、中国の希望を受け入れたら、今度は米国が日本企業の締め付けを始める。

今日から日本と米国との、この辺の取り決めの会議をワシントンで行う、かなり厳しい内容になると思われるが。

。何より製造分野のサプライチェーンが中国に出来上がつているから、製造コストは確実に安くできる、余りにも多くの日本企業が、国内を無視して中国に進出した、歪みが現実の日本を苦境に陥れているのは間違いない、高くてもこれなら日本から買うしかないと思わせる体制を作り直す事が急務で有る。


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