街中で子どものマスク着用をかなりの頻度で見ます。
子どものウイルス感染は国内外で低いと報告されている、国内での報告は10歳未満は1.6%(306人)で10代になると2.5%(469人)と多くなっている。
年齢が同じでないが米国では4歳以下の感染者は1%、5~14歳で3%と低いのは数字に表れている。感染しても症状が出にくいと報告されている、ワシントン州のがん研究センターの研究グループでは3~4月に採取した1076人の子どもの血液の内、新型コロナウイルスへの抗体を持つ例が10件、症状が有ったのは2件。
疾病対策センター(CDC)の報告では人口10万人当たりの入院患者数で4歳までは8.9人でこの上17歳までは4人、入院患者が少ないしこの中で重症化も見られなかった。ウイルスは細胞の中に侵入して拡大することは判明している、よって細胞の表面の入り口となる部分にACE2と言うたんぱく質が少ないと侵入がしにくい。
NY州のマウントサイナイ医科大学はウイルス学でも有名な大学で、気管支喘息患者の鼻の粘膜を調べたら、ACE2の発現量が年代別で子どもが最も少なかった。
年代が上がるほど発現量は多かった、尚ウイルスは電子顕微鏡が開発された1939年に発見され、これをコロナウイルスと命名されたのは1968年で、まだ新しいウイルスです。ウイルスは数も多く姿も様々で解明されてないウイルスは多い。
子どもが居る家庭なら気が付いているだろうが例年インフルエンザで休校が多いが今年は学校でのウイルス感染(クラスター)現象は稀にだけ有ったが日本国中の学校を休校にした。新型でワクチンも治療薬もないから休校の決定は受け入れるしかないが、この為に子どものストレスや健康被害、学力低下は避けられない。
子どもが家に居るから仕事も止めた、パートにも行けなくなった等の社会問題が起こってしまった、国民1人に10万円の給付では済まない収入の落ち込みが数百万人単位で起こった現実に政治家は何を学んだろうか?。
5月25日に日本小児科医会が「2歳未満の子どもにマスク使用はやめましょう」と発表しテレビや新聞でもニュースとなったが、これ以降も多くの子ども(2歳以上)のマスク使用は多い、今の季節に息苦しいマスクは外してやりたい。
・子どもに感染することは少なく、殆どが同居する家族から感染
・子どもの重症例は極めて少ない
・クラスター発生は殆どない
・感染した母親の妊娠、分娩でも母子ともに重症化はない、母子感染は稀です。とこの医会は述べている。
残念ながら国内での検証例は少なく、これら発表されるデータは海外からの引用で、上記の記述の根拠は、CDCと米国小児科学会が公表したことを日本の関係者が述べているだけです。
がんのエビデンス、薬や医療機器の承認も遅い、医療現場の大変さは知っているが政府と厚労省傘下の研究機関の充実度は低い、と思って間違いありません。