日本は益々世界から遅れた国になろうとしています。10年後以降に於ける日本の存在感は「忘れられた国」に成り下がる可能性が有る。
失われた30年から消え行く国日本です、そんなこと有るかと思うのは軽率な判断です、確実に下降へとシフトしている。
今回の森のオリンピック騒動は、引退して隠居すればよい80歳前後の老人が組織の長に成りたがる傾向に有る事と基本天下り国家の体質が脱皮出来ないからが最大の日本の恥の文化です。
将来が極めて大変な国に成る事は今現在でも予想が付きます、少子化は深刻です子供のいる家庭への支援が弱く、子供の教育や学ぶ環境が良くない、先生が生徒だけを見て居れば良いのではなく、家庭からの圧力にヘトヘトになっている現状は早く解決しなければならない。
子供達に今でも有る科目別学外指導で、ソロバンや算数は有り、プログラミングも指導されている、これらの中で算数(数学)の教育を充実させてくれたらと個人的に思っている、大抵の親は嫌いで有った算数(数学)は以前に増して重要な科目となる、就職に断然有利となる学問が数学です。
先生や学者になるならと思うのが今まで、これからは応用範囲が広くなり企業に於いても数学専攻した学生は他の学科よりも給料を上げざるを得ない状況に成る。10年、15年後には同じスタートラインでなく最初から給料差が当たり前の時代となる。そうしなければ世界と戦えない時代だからです。
数学のノーベル賞は「フィールズ賞」です、これは4年に一度、4人しか受賞できない大変レベルの高い賞です。日本人は過去に3人しか授与されてない、40歳までの若手しか受賞が出来ないので大変権威が有ります。これを目指せとは言いません、千人から1万人が毎年優遇される数学専攻者が重宝されます、その分野はプログラミングやシステム開発は当然として、医薬品開発、宇宙、医療用機器、がん治療等への応用です。がんの腫瘍で手術で切り取る部分を数学理論の応用で乳がん手術での機器への組み込みが略実用化される予定です。手術は胃でも腸でも腫瘍部分より大きく切除します、これにより患者の負担が増す。その為には的確に腫瘍を捉え、手術を導くことです。
AIがこの数年のトレンドですが人工知能は正しく数学が活躍する場です、特に今は膨大なデータの活用が叫ばれています、データサイエンスという言葉も使われ始めています。ここで活躍するのが数学専攻者です。
データの中から解決を見つけ出すのには数学理論をベースに行われている。
ノーベル賞に物理学賞が有りますがこれの基本は数学です、理論物理学に関連するのは数学理論です。筆者の頭では説明できないが様々な商品開発に応用されています。
これらへの活用ではコンピュータが重要なツールでこれなくしては何も出来ません。この頭脳は0と1のビットの組み合わせで内部的な処理をしていたが、これが一部に実用化されてはいるが「量子コンピュータ」が有ります。
これは今までのコンピュータと違い、0と1との演算でなく「重ね合わせ」モデルが使われています。演算速度が天文学的に違います、従来より100億倍とか100兆倍も速くなります、量子コンピュータの手前にはスーパーコンピュータが実用化され使われているが、これでも1万年かかる演算処理を200秒で実効する、この量子コンピュータで走らせるアルゴリズムで開発している、書いた数式は素因数分解です。この様に機器への応用は数学で実用にも数学です。
現在この分野で先を行っているのがアメリカと中国で、特に中国は資金投入がずば抜けて高い、今進行しているのが量子コンピュータと人工知能を特化した国立量子情報科学研究所です。
日本の大学の先生がアルゴリズムを開発し、それの実用化をカナダの会社が行っていて、商品はリリースされている。
日本は研究段階で遅れてる、コロナ関連で大損失を出しているが、この様な研究プロジェクトが疎かに成っている現実が有る、コロナ何て数年先には風邪に分類される普通の病気になる、こんなのに振り回されているのではなく、もっと重要な事柄が疎かになっている事を指摘しないと政治家とは言えない。