先ずは、そんな人が歴史上で、或いは現存しているだろうか、の疑問が有る、普通では接点ゼロな人で、博識も有り、人生経験も十分有る人になる、もちろん高学歴で博士号は一つは持つハイエンドな人物だ、国内で身に付けた知識でなく、インターナショナルで有る事も最低条件だ、体育系とか運動能力は無くても良い、出来れば飛び級で大学程度は卒業出来た人物で話も面白いとか例えば10万円も払った講演会で有ったが、惜しいと思わせない中身の持ち主で有った人は候補だ、書籍は当然何冊かは出版している、忙しくて簡単にはつか廻らない、遠くで講演会が有り、一人なら席が用意出来るとかで、誰でもその話に引き付けられる内容で有る事は重要、そんなパワーの有る人物が日本から出て来るのか、出て欲しいが出る釘は打たれる国だから、簡単ではないのは分る、真の知識人が、そもそも日本に居るのかを問いたい。 一昔なら松下幸之助さん、ホンダ自動車を起こした本田さん、ソニーの井深さんか盛田さん等数人なら名前が出て来る、何れも一流人だが、話を聞いて見たかった人物は京セラを起こした稲盛さん、と経済界が多いかもしれない、政治家は日本に居ないと思うから候補なしだ、江戸時代等戦いに明け暮れていた時代にも候補者は居ない。
個人に挙げろと言われても、話を聞いた事も書物も読んでいないとなれば、候補者は出てこない、しかし一つの国ならば一人くらいは願望として居て欲しい、しかし日本は出る杭は打たれるで、余り高学歴は人気が無い、就職にも不利な時代が有った、工学博士号を持つのにフルタイムの社員でない人は居る、むしろ低学歴を好む、最近はこれでは不味いと高学歴が最終選考に有利と言う意見も有る。その例で比較的新しい年度での数字が有る、最多の国はアメリカで9万数千人、次は中国で6万人を超えている、ドイツは約3万人、この中で日本は1万5千人程度と少ない、論文数も少なく17年から19年にはスペインや韓国にも抜かれている、韓国には給料で抜かれているし、高等教育でも様々な指数で韓国に劣る、19年度の博士号取得者は日本1万5128人、韓国1万5308人、アメリカの大学への留学生数は、日本1万1785人、韓国は3万9491人と大きく差が出た、研究開発費のGDP比では日本3.29%で韓国は4.81%と差が開いた。
何より日本は「講座制」が残っているタテ社会、年功序列では魅力がない、縦横無尽の動いている社会なのに、昔からの教育を変えようとはしない、全く今の社会に即応してないのが日本だ。 アメリカのキャンパスには半世紀前から訪れている、既に多くの学生はアジア系で占められていた、その頃はまだ韓国人が多かったが、今は中国人だ、それも技術が盗まれると言われ、中国人は締め出しが行われている、と言って日本人が急には増えない、特に為替で円は不利だから、留学生にはつらい。
日本のポジションは、今は良くない、これが数年も続く様うなら、忘れられた国になるだろう、気掛かりだ。