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日本生まれで東大大学院で学び、博士号を得た研究者が、米国で花開いてノーベル賞を。

何と90才なんだが元気な日本生まれで、米国籍を持つ真鍋さんがノーベル物理学賞を受賞する事が決まった。大変嬉しいニュースで有る、日本人には物理学は馴染の学問で、今までも何人かが受賞している、今回注目すべきは気候変動を長年研究して来た結果で、1960年代からと古いが、今地球規模で異変が発生しているからタイミング的には世界が認める研究で有った。
もし今気候変動でノーベル賞が貰えるのは真鍋さんしか居ないと言われる位に米国や海外では知られた存在で有った。

ここで考えなければならないのは、ノーベル賞は数十年前からの研究の成果で、数十年後には日本人の名前が出る事は少なくなるで有ろうと言われている、貰えそうな年代が世界で余り活躍していないからが理由です。
日本や日本人の存在感は年々低下しているのが実情です、日本人の海外への留学生は極端に減っている、その分を中国人や韓国人、インド人が占めている、今や日本人を見付けるのが困難で有る、米国西海岸の大学キャンパスに行って見れば半分以上がアジア系だが、日本人かなと思われるのは数人程度でマイノリティと言える。意欲の衰退と貧乏になった事が原因です、授業料500万円以上が当たり前の米国有名大学です、米国人もこの授業料で多くが借金を抱えながら卒業している実態が、問題視されている。

真鍋さんはかなりユニークな考えを持っていて、その点が環境に馴染んだで有ろう、一時期日本のプロジェクトの責任者として招かれて帰国したが、その間の4年間で人間関係や研究のやり方、複数組織の協調性等日本的な部分で嫌になったで有ろう、アメリカが生きていく場と、再渡米する。
本人曰く研究用コンピュータも自由に使えて、先輩等が申し込みから、研究費の獲得まで、代行してくれたと、好きな研究が気兼ねなく出来た環境が有った事です。日本は陰湿ですから普通でも馴染まないが、世界に飛び立つ勇気もないから日本に留まるしかない、これが大多数です。
iPS細胞の山中先生の研究所に多くの修士号や博士号を持つ研究者が在籍しているらしいが、多くが非正規で収入が不安定らしい、先端分野で研究しても日本の現状は世界の非常識の様子です。
どうでも良い公務員が多い日本では、先端を行く研究者の環境や待遇が良くないのは以前から問題視されていたが、一向に改められない。

最近東大で名誉教授していた人が、中国の大学で研究室を与えられて、完全な移籍ではないらしいが、5年分で2億円とその他研究費を4800万円受け取ったらしい、これは今中国が進めてる「千人計画」の一環で、世界中に散ばっている中国人や研究者を中国の発展に協力させるプロジェクトです。これ以外にも日本の自動車会社やパナソニックが進めているリストラされた人材をスカウト中です。多くの人材が中国に渡り品質や製造技術を教えている、以前は日本のコピーを造っていたが今や十分な競争力が付いたからコピーの必要はなくなった。日本に製造拠点がなくなり、そこで働いていた人材は家に引き込もり、経験が活かされていない、「5080問題」は深刻だ、80代の親に年金が有るから50代の息子や娘が働きに出ないで親の面倒を見ている、大変な損失で、これなど政治的に深刻に考えなければならない課題だ、しかしこれが前進している様子はない、日本に前途が無いと言い続けているが、国民は日本を変えてくれる政治家を選ばないと大変な事態になる、これだけはハッキリ言って置く。


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