東京等関東で暮らしている多くの国民の半分以上は親世代が地方から都会へ働きに来た二世か一世世代だろうと思うから田舎者と言われても誰も文句は言えない。誰でもルーツが有るから帰省なんて言う言葉が存在する。
その田舎者が今、都市部から地方や郊外へと暮らしを移す動きが有るが定着させるだろうか、特に60歳以下は、そこに稼ぐ場所が有るか無いかが第一の課題である、生きていく手段を求めて都会に来た訳だから、収入さえ確保できれば生まれた地でも、新天地でも自由に暮らす場所を変えれば良いと思っている、が各自収入の手段だけでなく友人関係、持病を多く抱えていればその為に医療機関の充実が移転の最大の課題の人は当然いる、この範疇に筆者は含まれるから移転に踏み込めない、そして何より残りの人生の期間がどの程度かを予測出来ない、5年しかないのに移転はない、やはり最低でも10年は移転地で暮らせるなら、この選択は有りと思う。
その地に趣味のスポーツ環境が良いとか、趣味で集まれる施設が有る事も重要だろう、海辺が良いとか山や丘が近くに有るのが条件の人もいる、畑ほどの面積でなくても家庭菜園を楽しみにしている人も多いだろう、その地での人間関係が出来なかったら不幸だろうと思う。
その地は出来る限り平地が多い所が老後には重要だ、そして交通手段が何かも重要で有る、そんな事あんな事を考えたら、結局今の地で暮らすのが一番の選択かもしれない、失敗の原因は自分や家族の選択が間違っていなかった事だがこれが判るのは有る程度の年数を暮らしてみないと判断は出来ない。
若くて収入面で大丈夫なら移転は良い事が多いと思う、高齢者は体力が落ちるし、死に直面した時に頼る人か高齢者介護施設が有るだろうかの不安も有る。
日本は長年、都会が多くの物を地方から取り上げたので疲弊している場合が多いのは事実だ、ある程度の地方都市に魅力が無いのは人がいない事だ、都会でも人の交流が少なくなっているのに、地方にはさらなる交流機会がないと、結局は寂しい場所でしかない。
最終的に何が選択を決めるかは、各自の判断でしかない、地方にも近所付き合いや祭りへの参加等煩わしいと思える事が多く発生する、こんな筈ではに直面して、都会へリターン組が以外に多いのが現実だろう、仕事の関係で移転が多かった人は、その地に馴染むのは早いかもしれない、一人で有るか夫婦か就学中の子供居るならある程度の同級生がいた方が良い、それが各自に取って最良の選択ならベストだが、そんな理想にかなう地はないのが現実だろう。
そして今は情報発信が多いから、選べる時代だがその時は既に遅いかもしれない、そして流行中の話題かも知れない。
48年前から海外の都会やその郊外、地方都市や田舎を見て来たので、自動車がないと不便だろうと思うだろうが、今の時代を先取りした街が有ったり、数万人の高齢者だけが暮らせる街も有る、残念だがそれを満たすにはその国での移住許可が取れるか、取れなくても5年間等短期なら住める国が有れば、海外は以外に住みやすい、半年でも幾つかの国を経験できれば良いが、今は3ヵ月以内の国が多い。しかしそれは仮の姿だから何処かに定住地は必要だ。
実は筆者は短期滞在型で各地を移動しながらの人生をしたいと、50歳位から思い始めてその角度で海外を捜し歩いた経験を持つ。
今はブログは消滅しているが海外暮らしについて書いた時期が有る、大変な時間とお金を浪費したが、そんな時を過ごせただけでも幸せだったかもしれないと、今は浪費した事より経験した事が財産と思っている。