「おいち」は、このブログにUPしている
「吉法師と市」と「お市のほう」を習作にしています。
それもあって、初めのほうに出て来るキャラ紹介のネタ数本は
「お市のほう」のリライトになっておりますので
ご了承ください。
一方で前の二本
特に実質「おいち」のパート1となっている「お市のほう」とは絵、キャラ設定等
多少変更している部分があります。
まず、絵について
大きな変更は「市」の目です。
この変更はほぼ、自分の気まぐれからです。
「市」の帯については「おいち」を描く少し前に
女性の帯の幅が広くなったのは
江戸時代に入ってからという事に気付き直しました。
正直、幅が広い方が絵柄的にはかわいく描きやすいので
知らんぷりも出来たし、それでも良かったのですが
こちらも自分の気まぐれで変えました。
キャラ設定については
大きな変更はキャラの年齢で
それぞれ少し上げました。
というのは「吉法師と市」の頃、ほのぼの兄妹物だったものが
「お市のほう」になって市を傍若無人なキャラに変更した為
年齢とギャップを感じるようになっていた為です。
ということで、それぞれ
吉法師を10才から12才
日吉丸を 8才から 9才
市を 5才から 6才
竹千代を 5才から 6才
に変更しました。
ちなみに年齢は数え年ですので、
正直これでも少し厳しいかなとも思っていますが
吉法師が13才で元服してしまうのでここで妥協しました。
こう書いていくと、いろいろ時代考証にこだわって書いているように見えますが
年齢を含めこの作品は嘘だらけです。
まず年齢は実際には吉法師を12才とすると
日吉丸は9才、竹千代は4才
市に関しては吉法師と13才の年の差(諸説あり)がありますからまだ生まれていない事になります。
また、ここでは父信秀と同居していますが
実際には吉法師は二才で那古野城主となっており
古渡城主であった信秀とは離れて暮らしていたようです。
また、竹千代が尾張で人質生活を送ったのは吉法師が14才の頃
日吉丸との出会いはずっと後の事です。
もちろん平手政秀は市の教育係でもありません。
他にもいろいろありますが
この作品を描くにあたっての自分のスタンスは
「現代人がやっている喜劇の時代劇」なので
あえて英語も出したりしています。
ただ一方で時代考証も可能な限りやって
あまりにもネタに都合の良い嘘は省くようにしていますが
それもやっぱり自分の気まぐれで変わっています。
という訳で長々書きましたが
要するに「これは無いよなあ~」とか思わず
読んでいただけたら幸い、という事です。(12年5月5日記)