「朝日新聞2009/8/5」地殻変動 09政権選択「地の人」コンビニに秋波
(前略)
ユニオン設立にこぎつけたものの、組合員の多くがセブン-イレブンの店主で、まだ約260人。支持組織としての足元はおぼつかないだけにユニオンの藪木裕之・副委員長(46)は、実際に小沢氏がやってくるとは大会直前まで信じられなかった。
大手スーパーなどで働き、01年に独立して岡山県内でセブン-イレブンを営む。06年の年間売上高は2億7000万円に上ったが、利益の多くは本部が吸い上げ、手元に残ったのは740万円。廃棄する弁当などの原価を加盟店が負担するという契約のためだ。 消費期限の迫った商品を値引きして販売すると、損失は抑えられ、捨てる弁当も大幅に減った。だが、本部の担当者は「店のイメージが壊れる」「利益が減る」と値引きをやめるよう圧力をかけてきた。
(中略)
ユニオンが政治に期待するのは、本部に対して弱い立場の加盟店を守るためのフランチャイズ法の制定だ。特定の政党の支持は掲げないが、民主支持は「暗黙の了解」だ。 民主党はマニフェストに「中小企業いじめ防止法」を盛り込んだ。大会で小沢氏は「大企業による不公正な取引を禁止することをマニフェストでもうたっている。本部とコンビに各店舗の契約もこの法律の適用対象とする」と明言した。藪木副委員長らは窮状を訴える要望書を小沢氏に手渡し、握手をかわした。「これでフランチャイズ法が出来る気がした」
私の知人もフランチャイズやってますけど、本当に吸い上げはひどいらしいですね、CIとして置物を数百万で売りつけたり、通常の倍以上の値段でロゴ入りの物品を売りつけるそうです。ひどい話です。