おーえん堂奮闘記

実家に戻り要支援2父と要介護2(H30,4月要介護4)母と同居、久々の地元に溶け込もうとしているおじさんの物語

油や蝋燭は高い

2016-08-02 | 読書
から始まる傀儡にあらず


くぐつともかいらいとも読む
織田信長の尋常ならない企みを明かす⁇

本能寺の変の本質に迫った上田秀人さんの作品

今まで読んだ本とは一風変わった展開で、最終的には「本能寺の変」の起こった理由を悟ってしまった事主人公に言及するため、織田信長の仏をも恐れない非道な振る舞いをしてでも天下布武へ邁進する執念に翻弄された京都近くの摂津で下剋上により成り上がった荒木村重を主人公に、最初は信長にも認められ、様々な功績を上げるが、いつのまにか陥れられ、いかにも傀儡のように信長が成すべき目的のため、信長に反旗を翻した格好での企てに加担させられ、ことを察した黒田官兵衛、明智光秀にも慰留されたにも関わらず、後戻りのできない信長の操り人形と化してしまった恐怖故に、後先見境なく信長を討った明智光秀も同じような狂気、恐怖を感じたのではと合点してしまった、物語です。何と言っても最後の種明かしのくだりに意表を突かれ、村重への同情を禁じ得ず、歴史上の謀反人との認識がひっくり返りました。歴史は様々な観点から考察できる

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