平成24年は、歌舞伎学会発足から二十五周年にあたりました。その二十五年間の活動記録は、本年8月頃刊行予定の『歌舞伎―研究と批評―』50号に掲載予定ですが、二十周年を記念した41号掲載の「歌舞伎学会活動記録」をもとに、学会発足からの歩みを辿ってみたいと思います。
歌舞伎学会の発足は昭和63年(1987年)12月6日です。設立総会が早稲田大学で開催され、劇作家・木下順二氏による記念講演が行われました。この講演は、翌年8月に刊行された『歌舞伎―研究と批評―』創刊号に収録されておりますので、後ほど別項で紹介したいと思います。
事の発端は、昭和60年(1984年)6月に日本演劇学会で行われた「歌舞伎の現状を批判する」というシンポジウム。そこから「歌舞伎を考える会」という分科会が始まり、二年後の年末、鳥越文蔵氏を代表委員として「歌舞伎学会」が立ち上げられました。
翌63年(1988年)5月に開かれた第一回歌舞伎フォーラムは、なんとラフォーレミュージアム原宿にて開催されています。折しもバブル景気が絶頂期に向かいはじめた頃、国も企業も文化的事業に躊躇無くお金を使っている時期でした。同年8月には池袋東武百貨店の出資のもと、毎日新聞社との共催で「東京国際演劇祭'88池袋」の記念展示会「歌舞伎と人形芝居―華麗なる劇場(こや)」を催し、展示期間中に豪華ゲストによる実演を交えた講演やシンポジウムを行っています。
詳細はこちら↓↓
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秋には研究発表を主体とした秋季大会を開催し、12月に『歌舞伎―研究と批評―』第2号を発行しました。
歌舞伎学会の発足は昭和63年(1987年)12月6日です。設立総会が早稲田大学で開催され、劇作家・木下順二氏による記念講演が行われました。この講演は、翌年8月に刊行された『歌舞伎―研究と批評―』創刊号に収録されておりますので、後ほど別項で紹介したいと思います。
事の発端は、昭和60年(1984年)6月に日本演劇学会で行われた「歌舞伎の現状を批判する」というシンポジウム。そこから「歌舞伎を考える会」という分科会が始まり、二年後の年末、鳥越文蔵氏を代表委員として「歌舞伎学会」が立ち上げられました。
翌63年(1988年)5月に開かれた第一回歌舞伎フォーラムは、なんとラフォーレミュージアム原宿にて開催されています。折しもバブル景気が絶頂期に向かいはじめた頃、国も企業も文化的事業に躊躇無くお金を使っている時期でした。同年8月には池袋東武百貨店の出資のもと、毎日新聞社との共催で「東京国際演劇祭'88池袋」の記念展示会「歌舞伎と人形芝居―華麗なる劇場(こや)」を催し、展示期間中に豪華ゲストによる実演を交えた講演やシンポジウムを行っています。
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秋には研究発表を主体とした秋季大会を開催し、12月に『歌舞伎―研究と批評―』第2号を発行しました。