千葉県鴨川市にある鏡忍寺に行ってきました。
住宅街の中にひっそりと建つお寺です。敷地の周りは生け垣や竹やぶに囲まれていてなんだか「竹取物語」や「となりのトトロ」の森のような世界に入り込んだかのようでした。
歴史
日蓮聖人四大法難の一つ、小松原法難の霊場です。
文永元年(1264)11月11日この地で地頭東条景信等に襲撃され弟子の鏡忍坊と信者の工藤吉隆公が殉死、日蓮聖人も腕を折られ頭部に刀傷を負ったのでした。後に日蓮聖人は2人の菩提を弔うため日隆上人(工藤吉隆公の遺子)に命を下し開創されたのが当山の始まりでございます。
当山には日蓮聖人ゆかりのものから、江戸期に活躍した地元鴨川出身の彫り物大工「波の伊八」作の七福神の彫刻や明治の俳人「正岡子規」がこの地を訪れて詠んだ句碑などもございます。また境内には、四季折々の草花やとても大きな木々が生い茂っており、中でも日蓮聖人法難の際、危ういところ救った鬼子母神が降臨されたと伝わる「降神の槙」は樹齢が千数百年といわれております。
御朱印をいただきに行った日、ご住職は留守にしており奥様から書置きの御朱印をいただきました。
*参照したもの*
鏡忍寺 ホームページ