千葉県鴨川市にある誕生寺に行きました。
誕生寺を言えば、日蓮聖人ですよね。このお寺には日蓮聖人の幼き頃の像や、日蓮聖人がご誕生になった際、水が湧き出てその湧き水で体を洗ったとされる『誕生水』も有名ですよね。
歴史
聖人は幼名を善日麿といい12歳までこの地で暮らした。
文永元年(1264)聖人は母梅菊の病を祈願し蘇生させる。延命した母梅菊はそれを記念し、「菩薩荘厳堂」を創建。
その後直弟子日家上人が建治2年(1276)10月、聖人生家跡に一宇を建立し高光山日蓮誕生寺と称したのが当山の始まりである。
明応7年(1498)、元禄16年(1703)の2度の大地震、大津波の天災にあい、その後現在の地に移る。
26代日孝上人は水戸家の外護を得て七堂伽藍を再興し、小湊山誕生寺と改称す。しかし、宝暦8年(1758)の大火により仁王門を残し全山を焼失。49代日闡上人が弘化3年(1846)現在の祖師堂を再建し、当時関東随一と称された。
また、国守里見家、正木家より御朱印を賜る。
江戸時代の不受不施派(悲田宗)禁政のため幕命により天台宗に改宗するところだったが身延山が日蓮誕生地の由緒で貰いうけ一本山に格下げ(悲田宗張本寺の谷中感応寺、碑文谷法華寺は天台宗に改宗された。現谷中天王寺、碑文谷円融寺)。昭和21年大本山に復帰。
明治に入り大正天皇御幼少時、病弱の為病気平癒の御祈願を行った。その際、大正天皇の病気平癒の廟所が建立。
昭和から平成にかけて、50万人講を発願し諸堂を復興し、平成4年5月落慶式を行う。現在日蓮宗の大本山として全国信徒の参拝の地となっている。
誕生寺がある小湊地区は鯛が有名ですよね。天然記念物になっている鯛が入っていて、かわいらしいいかつ重みのある御朱印です。
なぜ、鯛がこんなにも有名なのか…それは日蓮聖人のご誕生と深いかかわりが……。
『日蓮聖人は、貞応元年(1222)2月16日、小湊片海の地に降誕した。
その時、庭先から泉が湧き出し産湯に使った「誕生水」
時ならぬ時に浜辺に青蓮華が咲いた「蓮華ケ渕」
海面に大小の鯛の群れが集まった「妙の浦」
という不思議な「三奇瑞」が伝えられている。』
この『三奇瑞』…とても考えられないことばかりですよね…。
話が変わって…2021年は日蓮聖人生誕800年という記念の年なんだそうです。
そのため生誕800年記念御朱印があるそうです。それはまた次回ご紹介しますね。
*参照したもの*
誕生寺 ホームページ
Wikipedia
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