日々の生活 ~甲斐綾桜荘&甲斐悠美荘~ 

☆甲斐綾桜荘&甲斐悠美荘は甲斐犬愛護会所属犬舎です。犬との生活や狩猟日記など。

防衛前線を守れ、、、ついに始まった三浦市銃禁

2009-01-24 23:23:43 | 猟&射撃
ついに憎きヒヨドリがキャベツに降り始めた。

数日前より、鳥の動きがおかしいと思っていたら、人が来ない山の上の畑を手始めに奴等が食害をを始めた。
木の実はまだ少し残っているものの、網かけしていない春キャベツの苗を油断している間にあっという間に食ったのである。

私達がいつも行く猟場は「ヒヨドリ被害防衛前線」にて、隣の市を荒らしまくったヒヨドリ達が農家を苦しめに集中してやってくる。
横須賀市のヒヨドリ被害総額はかつては100万~400万円だったところ、散弾による駆除で苦情が出てしまい銃禁、ヒヨドリ被害総額は連続1300万円近くに上っている。

その煽りを食らったのが私たちの市で、被害総額は倍額となり、多く飛来することで一日で数百の散弾を発砲している状況である。

やつらは羽が生えているから、食い尽くせば餌のあるところに飛んでくるのだ。

東地区を散弾チームが、西地区を私達空気銃チームが駆除を行い、私達チーム・ヒヨドリ(仮名)は散弾チームに連動して、キャベツに降りないように日々ヒヨドリと戦っている。

西地区は散弾銃が撃てない「自粛」地域。地元猟友会も地元農家の意見を取り入れ、自粛通達を出しているほどで、全ては銃禁にしないためという地元農家の強い意志なのである。

今年は横須賀市のみかんが不作、そして餌となる木の実が少ないせいか、例年より数が少ないのにも関わらず、防衛前線を突破されてしまった。

それでも現在161羽撃破しており、残りは40羽くらいの渡りの群れがいるくらいでこいつらが悪さをしている。
春キャベツの苗を食べたのは、80羽位の群れのときであった。(この2日で30羽駆除したので)

また新たなるヒヨ軍団が飛来してこなければいいが・・・

防衛前線が突破されはしたが、まだまだ戦いは終わっていない。
むしろこれからが本当の戦いである。

実は、このヒヨドリ被害防衛前線を県が銃禁にしようと動き出した。

このヒヨドリ谷を銃禁にしてしまえば、ヒヨドリ谷にどんどん集結したヒヨドリは数百のナブラなり、まずはみかんをそして木の実を食い尽くし、餌不足になった奴らはキャベツ畑一反を半日で食い尽くす恐怖の群鳥となる。

まずは西地区までを銃禁にし、それが全域銃禁にする始まりだという。

私たちが守っている西地区が銃禁になれば、東地区での散弾駆除で逃げたヒヨ達は西地区で野放し。数百の群鳥が留まることにより餌が一気に食い尽くされ、再び東地区に戻り、餌を食い尽くす。

やつらの食欲は凄まじく、一日に一羽でLサイズのみかん2つ食べてもまだ足りないほどで、そんな鳥が100羽・200羽のナブラになって畑に降り、食欲のままキャベツをむさぼり食う。

駆除できなければ、そのナブラがチームプレイ「みんなでぴよぴよ」を始める。
みんなでドスンと鳥除け網に乗り、ぴよぴよ羽ばたき、重みで網をキャベツまで沈めて食う。隙間が空けば、そこから別働隊が進入しお食事タイムになる。
あいつらは、さらに寒冷紗の上からでも平気でくちばしをつっこみ苗を食べる。

ヒヨドリ被害防衛前線で下手っぴ初心者ながらこの2猟期戦ったが、ここで食い止めれば他の地区への飛来数を抑えることができるのはもちろん、このヒヨドリ谷自体の被害も抑えられる。

この時期、キャベツは値がいい。

都心では三浦のキャベツは300円近くするという。

もし、このヒヨドリ被害防衛前線が銃禁になれば、当然キャベツの値段は高騰し、消費者も、そしてそれを売って生活する農家は当然死活問題となるのは必死である。

ついに恐れていたことが始まった。

県の連中は言う「学校とか近いし、住民も増えるので『銃声』がちょっと問題でねぇ・・」

彼らは爆音機と散弾銃の銃声の違いすら聞き分けられないのにね。
散弾銃の銃声を問題にあげ銃禁にしようというのだ。

話し合いをしたヒヨドリ谷のキャベツ農家は怒り、ついに銃禁反対署名を始めた。

いままでは散弾銃による駆除しか方法がなかったヒヨドリ谷は、空気銃のみの駆除ができるということを知ったので、サラリーマン家庭を含め農家は一同署名を書いている。他の地区の農家も、ヒヨドリがこっちに飛んできてもらっては困ると、反対署名を書いてくれる人たちも出始めた。当然、駆除隊である我が家も署名した。

私たちが撃って、アッコが運んできたヒヨたちの数々の写真は、ただの自慢で撮影してきたのではない。この日のために、資料として使うために撮影してきたのだった。写真を見た人は、こんなものを野放しにするのは冗談じゃないと署名してくれる。

こいつらが、みんなの畑に飛んでいく・・・

被害の写真を見せ、明日は我が身・・・

西地区を銃禁など手始め、いずれは東地区も同じことになり、、、いずれ全域銃禁となるらしい。

これは農家いじめとしか言えない

有害鳥獣による損害を弁償してくれんのか?

首吊る人が出たら、誰が責任取るんじゃ?

あの甘くて美味しい三浦のキャベツが、人が食べないで鳥が食べることになり、各地でキャベツが高騰するぞい!

銃禁なんて、とんでもないよ

ヒヨドリ谷が食い尽くされれば、谷から溢れたヒヨたちが各地へ飛び、その被害は三浦市全域に広がる。餌不足で飢えたヒヨドリナブラが、各地へ餌を求めて散る。
飢えたあいつらは最悪だ・・・爆音機もテープも効かない、鳥除けの網も押しつぶし、執拗にキャベツを襲い、キャベツが食えないときは大根を齧る。

悪夢だ・・・

隣のおじさんから笑顔が消えた・・・
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1 コメント

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Unknown (ともし)
2009-01-28 00:37:18
あたしゃ、今年の目標をカラスのみに絞ってるにも関わらず・・。
銃禁問題に関しては、政治的な権力及び、交渉術に長けた人材も必要ですね。
公務員なる職業の人種は、人が首吊ろうが、破産廃業しようが、キャベツが中国産になろうが、何とも思わない動物です。心してください。間に合わない・・の事態が、一番危険です。
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