2023年も三が日が終わり、今日4日は大発会。ウクライナ情勢は膠着状態、かたや日本国内では物価高騰など重い課題は今年に先送りされ、今年も激動の年になるようです・・・。
昨年は〇〇年ぶりとか、〇〇〇〇年以来、円相場は歴史的な円安などよく報じられました。
年末に住友生命が発表した創作四文字熟語に「急転直下」ならぬ「急円超下」という入選作があり、思わずそうそうその通りと頷きました。実際、10月には、一時152円近辺まで円安が進みました。
年末の日銀の決定は、サプライズだとして、為替は円高に振れ、株式市場も大幅な下げ、結局日本の株式市場は、円安株高、円高株安なんですね。
円安は大企業を潤し、庶民の懐を痛めつける、翁の持っているファンドも円安になると上がり、円高に反転すると下がりました。
円安が進んでいた頃、悪い円安、日本売り、日本はもう・・・、などとマス・メディアは盛んに騒ぎ立て、煽っていましたが、円が少しつづ戻すと何も言いません。
何の番組か忘れましたが昔ミスター円と呼ばれた方が出演し、インタビューに答えていました。昔も感じましたが、この方が出てくると円相場は反対に動んですよね(笑)。
日本は変動相場制の国ですので、円高ダー、円安ダーと騒ぎ立てても仕方がないと思いますが、マス・メディアは懲りません。
昨年来の物価高の原因は、どのマス・メディアもロシアによるウクライナ侵攻によるエネルギー価格の上昇とこの円安を原因に上げていました。何につけても原材料価格の高騰とこの円安で云々と。
でも、円が安くなると何故株が上がるのか、となると、だんまり。マス・メディアはデーリンクルームの光景を見せるだけ、よく分かりません。
結局、全てを円安のせいにして物の値段を上げるだけなのか、もし、円が以前のように110円台、120台になったら、物の値段は元に戻すのでしょうか? 答えは否ですよね。一度上げた価格は多分下がりません。企業の円高差益が増えるだけ。
円高で業績が回復して、現役世代の賃金が上がるのであれば歓迎しますし、その時は、是非「円高還元セール」をお願いいたします。でもね~日本企業は賃上げには及び腰なんですよね。何に備えて内部留保を増やすのか、日本の経営者はやはり貧乏性なのかもしれません。
賃上げで庶民の懐を潤し、コロナ禍で荒んだ庶民の気持ちを少しでも明るくして下さい、そして暖かい春を迎えましょう。
頼むぜキッシー!!
いつもの戯言です。ご放念ください。
終わり
備考:カバー画像は「©いらすとや」のイラストを使わせて頂きました。感謝!