翁の徒然なる日々

日々是自遊

何となく空き家問題

2023-06-11 11:30:00 | 日々の徒然
 今日はまさに梅雨空、シトシトと雨が降っています。昨日はポケGOの月一回のコミュニティディ、キバゴと3時間たっぷり遊び、今日はお疲れモード、ふーっ。



 さて、特に使用目的がなく、そのまま何となく放置している空き家が20年で凡そ2倍に増えているという「何となく空き家問題」があるそうです。
↓↓

急増!“なんとなく空き家”どうなる税負担!強制撤去も!? - NHK クローズアップ現代 全記録

【NHK】東京・世田谷区では、空き家数が日本最多で約5万戸あります。この問題に対処するため、ベンチャー企業が協力し、相続からリフォーム・売却・解体まで、さまざまな悩...

NHK クローズアップ現代 全記録


 番組ゲストの齊藤広子氏(横浜市立大学教授)が命名したこの「何となく空き家」、かどうかわかりませんが、雨戸が閉まったまま、草茫々の戸建て住宅が結構目につきます。

 自分は当地に移ってから十数年しか経っていないので、詳しくはわかりませんが、生活感の全く感じられない雨戸の閉まった家、昔はご家族が居て楽しい団らんがあったのでしょうね。

 お子さんたちが結婚などで独立、残ったご夫婦もやがてどちらかが欠け、そして二人とも亡くなり、お子さんたちが戻らなければ空き家となります。

 一人っ子同士の結婚だと、下手をすると2件の空き家が発生します。

 兄弟姉妹がいて相続が上手く処理できたとしても、使い道がなく、かと言って生まれ育った家を取り壊すには気持ちが悪く、第一お金がかかるし、そのうち、と言っているうちに半年経ち、一年経ち、二年経ち、結果何ともならない「何となく空き家」になります。

 売却か、それとも賃貸に出すか、別荘代わりや倉庫代わりに使うか、やはりリフォームして自分たちが住むか、など考えていると、日にちだけが過ぎて行きます。

 そのうち、虫が発生するので草を刈ってくれ、庭木の枝が伸びたので切ってくれ、など近所から連絡が入ったりします。本当に悩ましい問題ですよね。少子化でこれから更に増えるでしょう。

 6月7日、固定資産税の減額解除へ改正法が可決・成立しました。
↓↓

「管理不全空き家」 固定資産税の減額解除へ 改正法可決・成立 | NHK

【NHK】増え続ける「空き家」の問題で、管理が不十分な物件について固定資産税を減額する措置を解除することなどを盛り込んだ改正法が7…

NHKニュース


 「何となく空き家」になり、管理がままならないと「管理不全空き家」になり、固定資産税が上がったり、何らかの対応が待ったなし、さぁどうしようと更に頭を悩ますことに。

 今後人口減少が進むとさらに深刻な問題になるかもしれません。何しろオーバーハウスですからね。首都圏も地方もそうなります。

 翁も当地に転居する際、前の自宅を売りに出しました。賃貸も考えましたが、不動産を貸すのもリフォームなどいろいろ大変なので、売却一択でした。

 ところがなかなか買い手が付きません、自分も思い入れ深い家なので、多少強気に構えていましたが、これがさっぱり引き合いがありませんでした。

 月に一度、雨戸を開けて空気を入れ換えるため前の家に行ってあました、少しだけ草むしりも。結構大変何ですね、これが。

 そして4カ月程経って、ようやく引き合いがあると業者さんから連絡がありました。業者さん曰く、買い主さんが、「少しリフォーム費用を考えほしい」と言っていますが、どうしますか? と。

 少し間を置いて「結構ですよ、お願いします」と答え商談成立、何とか買い手の希望する価格で売却ができました。

 不動産の売却は、簡単なようで、引き合いが無くては売却はできません。自分の希望する価格では難しいなぁとつくづく思いました。今から15年程前の話です。

 実家であれば、両親が健在なうちに意向を聞いておくのが理想的ですが、なかなか簡単には聞けませんよね。その辺がこの問題の難しいところです。

 「何となく空き家」かぁ、言い当て妙ですね。シニアになると誰でも直面する問題、多少早めに考えておいても良いかもしれません。

 今日も良い一日を・・・


最新の画像もっと見る