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奇しくも私の誕生日に父のMRI検査予約が入っております。
これは前述した通り、「レビー小体型認知症」かどうかを見極めるため。
もちろんこの検査だけですぐに分かる物でもありませんが、コレが一つの方法なのです。
総合病院は予約制の為、どうしても時間がかかってしまう。
結局先日の診察では「アリセプト」を復活させることとなり、今は「アリセプト」「エビリファイ」の併用で過ごしております。
さて・・・・・
最近の状況ですが・・・・
非常に悪い
週に一度の「デイサービス」。
それは無事楽しそうに過ごしております。
囲碁もして、皆さんとのレクリエーションにも参加しているようです。
しかしこの間、初めてショートステイを二泊三日で利用したのですが、それがまた波瀾万丈(苦笑)。
二人部屋という理由もあるのでしょう。
一日目は穏やかに眠ったものの、二日目は大暴れしたそうなのです。
「おまえ、誰や!?」的な感じで、施設のスタッフの方も苦労した・・・と聞きました。
同室の人が変わったことで余計、変化に対応出来なかったのかもしれません。
何せ、これで多床室は無理だと解りました。
夜は夜で他の部屋を開けまくる。
今も自宅でそんな感じですが、ウロウロと徘徊?するのです。
徘徊ではないな。
見回り?
どちらにせよ、安穏と過ごしている訳ではありません。汗
来月にはもう一度「ショートステイ」が待っているのですが、そこで個室にしてみようと画策しております。
でもそれだけでは心許ない為、次の診察にて「眠る為のお薬」も処方してもらうつもりです。
現状、本当にキツいです。
自分で笑っていられるのが不思議なくらい、キツいです。
▶出来なくなったこと
朝、自分で朝食(お粥)が食べられなくなった。→私が器によそい、梅干しとお茶と共に出して、椅子に座らせる。
昼、夜も同様。
夜中、「鍋」を漁る。
ご飯を食べようと思うのか、「コンロ」の火を点けようとする。
(しかしあらかじめ策を講じていますので、点火出来ません)
上の画像の部分を外してあるので、火は点かないのです。
・・・・にしても、油断は出来ず、マッチやライターも隠しました。<これが一番怖いので
こうなるともう、要注意人物に他ならず、私はものすごく神経を遣う毎日を送っています。
日中も自宅を「ホテル」だと思い込んで、「支払いすませんなん」「家に帰るから迎えに来てくれるか?」等など。
とにかくまともな会話は出来ないのです。
もう一つ出来なくなったこと。
それは着替えです。
今日発見したのですが「パジャマ」の上に「ズボン」を履いている。
「シャツ」の上に「シャツ」を着ている。
中の下着がシャツの上に見えている。
・・・・あれほど「格好」を気にする父が、ここまで来たか!と驚愕する思いでした。
ある意味、認知症らしい感じになってきたとも言えます。
「篠山(故郷)に印鑑証明とりにいかんなん」
「こんどヨウコ(実妹)に会わんなんな。これ書いてもらうから。」
シェーバーとカレンダー、天眼鏡を片手に、そんなことを言いながら玄関先に座る父。
ちょっとしたホラーですよね。
あ、別に茶化しているわけではありませんよ。
現実はもっと怖いんですから、こうでも言わないとこっちの気が保ちません。
一体、何が原因でここまで悪化したのでしょう。
悪化するにしても、家族の覚悟がついていかないほど急スピードです。
一つに薬があると私は信じています。
でもだからといって、それを服用しなかったら「マシ」だったかどうかは解りません。
非情な言い方かもしれませんが、今までが良すぎたんです。
今までがマシだったんです。
80歳の頃から「アリセプト」の効果を信じ、続けてきて、今ここにきてようやくその効果が薄れたのかもしれません。
どちらにせよ、文字通り「介護地獄」が始まったわけですが・・・・
ただ私はそんなに我慢強いほうではないので、何かしらの対処をすべく、色々頭を捻っております。
一つは「デイサービス」の多用、もう一つは「薬の増量」です。
義父の時もそうでしたが、とある時期までくると「薬の調整」という時間が必要になってくるんです。
それは「穏やかに過ごすための調整」で、「半ば廃人」(聞こえは悪いですね)にさせるための方法です。
そのおかげで介護はしやすくなるし、私たち家族は安心して「施設」の方に預けることが出来る。
もちろん否定的な意見の方もいらっしゃると思いますが、私は私の人生を無茶苦茶にしたくないので、そういう方法を採るべきかと思っています。
その為には1、2ヶ月、もしくはそれ以上の時間が必要。
ここが正念場です。
現在、私の喉には「ヒステリー球」(咽喉頭異常感症)というものがあり、血圧もどんどん上昇中。
確実にストレスによるもので、これは「義父」の時の主人も発症しました。
すごく気持ち悪いんですよ、これ。
喉を圧迫されて、飲み込んでもその存在を消せない。
正直、キツいです。
一応、「半夏厚朴湯」という漢方が功を奏すると言われていますが、すっかり治るといったことはありません。
お知りになりたい方はこちらへ。
http://www.inoue-i.jp/writing/globushystericus.html
https://www.tsumura.co.jp/kampo/nayami/inkoutou01.html
今、一番辛いのは「夜の異常行動」、そして「日中の落ち着きの無さ」。
でも本当の辛さは「病状の進行の速さ」にあるのだと思います。
私がついていけてない。
きちんとした会話が成り立たないことが、これほどまでにダメージを与えるとは・・・。
「おとうちゃん、ごめんな。不甲斐ない娘で。」
「ああ・・・・僕もごめんな。〇▲×・・(聞き取れず)」
今日の夕飯時の会話の一部です。
あなたは頑張ってる。
頑張ってるよ。人には真似できんぐらい頑張ってるよ。
お疲れ様。
ありがとうございます。
色々考えさせられる思いですが、今はどうしたらお互いがちょうど良い距離で過ごせるかだけを思案しています。
デイサービスもショートステイも、ケアマネさんのおかげで積極的に使える状況でして、とても有り難いことです。
周りの目なんて、とっくの昔に捨てましたよ(笑)
私が、家族が楽出来る介護を、常日頃から目指しています。
とはいえ、感情論はそう簡単にいかない。
もやもやとした気分は拭いされないのが現実ですね。
あけさんが仰るように、「介護はきれいごと」では出来ないんですよ。
つくづくそう思い知らされます。
ここのところ、元気づけられてばっかりだよ。
また恩返し出来たらいいんだけど・・・・。
ありがとう。