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ENEOS杉森務会長 突然の辞任劇に飛び交うさまざまな臆測(日刊ゲンダイより)

ENEOS杉森務会長 突然の辞任劇に飛び交うさまざまな臆測

ENEOS(エネオス)ホールディングス(HD)の会長・グループCEOの突然の辞任について、さまざまな憶測が飛び交っているという記事。会長は、6月の株主総会で再任が決まったばかりでした。

ネット上ではさまざまな噂が流れているそうですが、経営上の問題としては、再生可能エネルギー新興企業の巨額買収があるそうです。

「エネオスHDは21年10月、再エネ事業専業のジャパン・リニューアブル・エナジー(JRE、東京都港区)を買収した。米ゴールドマン・サックスとシンガポール政府投資公社が保有するJREの全株式を2000億円で取得。日本で初めてといえる再エネ企業の大型買収に、エネルギー業界は騒然となった。

 JREは12年設立の再エネベンチャー。太陽光から陸上風力、バイオマスといった再エネ電源を保有。20年12月期の連結売上高は224億円で、最終損益は9億円の赤字。そんな赤字の新興会社を2000億円の巨費を投じて買収したのだ。

買収額から純資産額を差し引いたのれん代は1600億円にのぼった。杉森会長(当時)の「再エネ事業を強化せよ!!」との鶴の一声で買収したというのが真相と取り沙汰された。」

ところが、洋上風力事業の入札で、三菱商事連合に負けるなど、うまくいっていないのだそうです。

買収時のプレスリリース。

当社子会社によるジャパン・リニューアブル・エナジー株式会社の株式取得(連結子会社の異動を伴う孫会社化)に関するお知らせ(2021年10月)(ENEOSホールディングス)(PDFファイル)

「JREは、2012年8月のGSによる設立以降、「再生可能エネルギーの開発を通じ、幸福で持続可能な社会創りをリードする」ことをビジョンに掲げ、電源開発から発電所の運転・メンテナンスまで一貫して行う、国内有数の再生可能エネルギー事業者です。同社は太陽光、陸上風力およびバイオマスの再生可能エネルギー電源を多数保有しており、2021年9月時点で運転中の再生可能エネルギー発電容量は約37.9万kW(各案件への出資持分割合に応じた容量、以下同じ)、建設中のものを含めますと約70.8万kWに達します。更に、再生可能エネルギーの主力電源化に向けた切り札として普及が期待されている洋上風力発電においても、風況観測や建設計画策定等の事業化検討に積極的に取り組んでおります。」

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