フジテック元会長「経営正常化させたい」 経営と創業家で深まる対立
エレベーター大手フジテックの創業家出身の元会長が記者会見し、自分たちが出した株主提案の正当性を主張したという記事。
「内山氏は、同社株を約17%保有する香港投資ファンド「オアシス・マネジメント」が「取締役会を支配している」と批判。「お客さまらは会社が危機的状態だと思っている。この状況から脱するためにも株主提案を承認してもらうことが必要だ」と強調した。
また、内山氏はオアシス側が株の売り抜けによる譲渡益を目指していると指摘。フジテックのエレベーターは防衛省や飛行場などにも設置されていると説明し、「(フジテックが)海外企業に買収されると、経済安全保障上の問題が出てくる」と懸念を示した。」
「内山氏は4月、フジテック株の約10%を保有する自身が経営する会社を通じ、株主総会に向け8人の社外取締役の選任を提案。5月にはオアシス側に名誉棄損などによる15億4千万円の損害賠償などを求めて東京地裁に提訴した。」
元社長の株主提案を説明するウェブサイト。
フジテックの招集通知。
第76期 定時株主総会 招集ご通知(PDFファイル)