会計ニュース・コレクター(小石川経理研究所)

架空発注:十六銀行の元行員ら3人を逮捕 3億円詐取容疑(毎日より)

架空発注:十六銀行の元行員ら3人を逮捕 3億円詐取容疑

東証1部上場の「ネットワンシステムズ」から3億6750万円を詐取したとして、同社元社員らが逮捕されたという記事。

「同課(注:警視庁捜査2課)は×容疑者らが2005年2月〜12年1月に架空発注を繰り返し、計約8億円をだまし取ったとみて裏付けを進める。

逮捕容疑は11年4〜5月、ネット社が十六銀行から請け負っていた通信システムの更新業務に絡み、都内のコンピューターソフト開発会社にコンサルティング業務を発注したように装い、ネット社から3億6750万円を詐取したとしている。同課によると×容疑者は認否を保留し、他の2人は否認している。」

十六銀行の元行員も逮捕者に含まれています。

この記事では、ネットワンシステムズが被害者ということになっていますが、同社が架空発注による原価水増し分を十六銀行に請求していた場合には、十六銀行をだまして余計な金を支払わせていたという加害者の立場になります。

この不正自体はすでに公表済みです。

当サイトの関連記事

ネットワンシステムズで不正が判明、社員が外部業者と共謀して架空請求(ITpro)(2013年2月)

ネット社のプレスリリース

平成 25 年 3 月 8 日付けで公表した不正行為に係る関係者の詐欺容疑による逮捕について(PDFファイル)

十六銀行のプレスリリース

弊行元行員の逮捕についてのお詫び

十六銀行側でもこの不正について調査し、結果を公表しているようです。
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