財務諸表監査における不正に関する規範性のないガイダンスの翻訳の公表について
国際監査・保証基準審議会から5月に公表された財務諸表監査における不正に関する規範性のないガイダンス「不正レンズ-ISA 240と他のISAとの相互関係」(原題:Non-Authoritative Guidance on Fraud in an Audit of Financial Statements: THE FRAUD LENS –INTERACTIONS BETWEEN ISA 240 AND OTHER ISAs)の日本語訳が、日本公認会計士協会のサイトで公開されました。
全6ページの資料です。
「不正レンズ」とは何かですが、「本文書での不正レンズという用語のレンズとは、不正というトピックを「拡大」し、明確に「焦点」又は「スポットライト」を当てることを意図しているものとして読まれるべきである」とのことです。
「ISA 240 は、他の ISA を補完する不正特有の監査手続を提供すると同時に、特定の ISA を更に詳しく述べている。そうする中で、ISA240 は、財務諸表監査の計画と実施、そして財務諸表に対する報告時における監査人の不正レンズに広範な焦点を当てている。」
他のISAで定められている監査のプロセスを、不正という観点から、補完したり部分的に詳細に定めたりするのがISA240だということのようです。
原文はこちらから。
NON-AUTHORITATIVE GUIDANCE: THE FRAUD LENS – INTERACTIONS BETWEEN ISA 240 AND OTHER ISAS