東京商工リサーチによる、2014年3月期の上場企業1億円超役員報酬調査結果です。役員報酬1億円以上を開示した人数は361人だったそうです。
「役員報酬の最高額は、キョウデンの橋本浩最高顧問が12億9,200万円(前年同期:開示なし)で、2010年3月期決算から開始された個別開示制度で歴代2番目の報酬額となった。」
ただしこれはほとんどが退職慰労金であり、「基本報酬のみで見た場合、日産自動車のカルロス・ゴーン代表取締役社長兼CEOが9億9,500万円で、実質トップ」だそうです。
退職慰労金については、一般に、過年度に引当金を積んでいた部分は含まないで開示しています。引当金は内規に従って毎年少しずつ計上しているケースが多いと思われますが、退職慰労金の実際の支払額が大きくても、上乗せ分があまりなく内規による部分が多ければ、開示される金額は小さくなります。支払いベースで開示すると、またちがったランキングになるかもしれません。
ソニー、日本板硝子…赤字決算でも複数役員に1億以上報酬の企業は?株主から厳しい評価(ビジネスジャーナル)
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