金融商品取引業者の岡安商事が、金融商品取引法に違反したとして、業務停止1か月を命じられたという記事。
「財務局によると、岡安商事は2010~22年、融資先の関係会社から劣後ローンを借り入れるなどの方法で、見かけ上の自己資本規制比率を押し上げた。実際の同比率は、金商法で定める下限の120%を大幅に下回ることもあったという。」
岡安商事株式会社に対する行政処分について(近畿財務局)
「当社は、関係会社への貸付を行うにあたり、自己資本規制比率の低下を回避するため、意図的に取引先等を迂回させて当該関係会社への貸付を行ったほか、その資金の一部を当社の劣後特約付借入の原資に充当させることにより、平成22年8月30日から令和4年2月28日までの間、自己資本規制比率を本来の数値よりも向上させ、実態と異なる自己資本規制比率を算出し、金商法第46条の3第1項に基づく金融商品取引業等に関する内閣府令(以下「金商業府令」という。)第172条第1項に定める事業報告書に実態と異なる自己資本規制比率を記載して作成した上で当局に提出していたほか、金商法第46条の4に基づく金商業府令第174条に定める説明書類及び金商法第46条の6第3項に定める自己資本規制比率を記載した書面に実態と異なる自己資本規制比率を記載して作成した上で公衆の縦覧に供していた。」
最近の「その他不正」カテゴリーもっと見る
元裁判官と東証元社員 金融商品取引法違反の罪で在宅起訴(NHKより)
金融庁出向中の裁判官、インサイダー取引容疑で特捜部に告発…東証社員も金商法違反容疑で(読売より)
「山口組トップ・司忍を名乗り、顧客企業を脅した」三菱UFJ銀行の“京大卒”副支店長が脅迫容疑で逮捕〈事件はなぜ公表されなかったのか?〉(文春オンラインより)
府営住宅の一室にペーパー会社、「マネロン」に悪用か 中国籍と日本人の会社役員を容疑で再逮捕(京都新聞より)
風俗店を許可なく内偵調査、虚偽の報告書作成 名古屋国税局の幹部を訓告処分(中日新聞より)
地区連銀元幹部がインサイダー取引 監督情報で金融株取引―米司法省(時事より)
最近の記事
カテゴリー
バックナンバー
2000年
人気記事