ソフトバンクが、イー・アクセスの議決権付き株式の約3分の2をグループ外に売却したという記事。
「ソフトバンクは17日、今月1日に完全子会社化した通信会社イー・アクセスの議決権付き株式の66.71%を、韓国・サムスン電子グループなど海外の通信機器メーカー5社とオリックスなど国内のリース6社に売却したと発表した。売却額は十数億円。・・・一方、イー社の全株式に対するソフトバンクの持ち株比率は99.5%となった。」
子会社の異動を伴う株式譲渡に関するお知らせ(ソフトバンク)(PDFファイル)
会社のプレスリリースによれば、今回の株式譲渡により、イー・アクセスは、子会社から外れて持分法適用関連会社となるようです。
具体的な取引の流れは、まず、イー・アクセスが、普通株式をソフトバンクからすべて取得したうえで、A 種種類株式(議決権なし)とB 種種類株式(議決権あり)(A 種種類株式とB 種種類株式の議決権以外の権利は同一)をソフトバンクに対し新たに発行します。ソフトバンクは、同じ日付で、株式譲渡契約に基づき、保有するイー・アクセスのB 種種類株式の一部をグループ外の他社(11 社)に譲渡する、というものです。
譲渡先は、通信機器の調達先またはリース取引の相手先ですが、ソフトバンクと支配従属関係にはないので、子会社の判定において、ソフトバンクの持分に加える必要はないのでしょう。
当初から意図していたわけではないのでしょうが、あたらしい子会社外しの方法といえるかもしれません。
(ソフトバンクのプレスリリースより)
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