会計ニュース・コレクター(小石川経理研究所)

EY、2022年度グローバル業務収入は過去最高の454億米ドル(EY Japan)

EY、2022年度グローバル業務収入は過去最高の454億米ドル

EYは、2022年6月期の業績を発表しました。大幅な増収だったようです。

「EYの全世界における業務収入(以下、売上)が454億米ドルと、現地通貨ベースで前年比16.4%増(米ドルベースでは13.7%増)となりました。これはEY史上最高水準に並ぶ業績で、過去約20年間で最高の伸びをもたらしたのは、EY NextWave戦略です。同戦略において、EYはメンバー、クライアント、コミュニティに対する長期的価値の提供を目標として掲げています。」

現地通貨ベースというのは、よくわかりませんが、米ドルを使っている国・地域以外について、為替レートを前年から固定して集計した数字ということでしょうか。ドル高ですから、米ドルベースでは、米国以外の売上の伸びが小さく計算されるのでしょう。

このほか、地域別の売上や、人員数のデータも掲載されています。

組織の分割についてもふれています。

「EYのリーダー陣は現在、ふたつの異なる複合サービス型(マルチディシプリナリー・モデル)組織に進化させることを提案しています。ひとつは、質の高い監査を提供して公共の利益に貢献し、CFOアジェンダとサステナビリティに注力するために必要なすべての能力を備えたアシュアランス、税務およびアドバイザリーサービスに取り組む多分野のメンバーファームのグローバルネットワーク。もうひとつは、コンサルティング、ストラテジー・アンド・トランザクション(SaT)、税務の大部分、およびマネージドサービスからなる新たなグローバル組織となる見込みです。」

これによると、現行のサービスラインにきれいに沿った形の分割ではないようです。例えば,サステナビリティ関連は、アシュアランス(保証業務)の方にくっつくようです。また、税務も2つに分かれるようです。いずれにしても、分割後は、売上がおよそ半分になってしまうわけであり、ビッグ4という言葉もなくなるのかもしれません。

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