経営研究調査会研究報告第69号「フォレンジック業務に関する研究」の公表について
日本公認会計士協会は、経営研究調査会研究報告第69号「フォレンジック業務に関する研究」を、2022年9月14日付で公表しました。
「フォレンジック業務を行う会計事務所等の実務及び業務開発に資するため、改めて整理を行い、主に「リスクの概要」「必要な能力・知見等」「業務支援事例」といった切り口から取りまとめを行ったもの」です。
60ページほどの研究報告です。
そもそも「フォレンジック」とは...
「一般的にフォレンジック(Forensic)とは「法廷の」や「法医学の」、「法的に有効な」などといった意味に加え、「犯罪捜査における分析、鑑識」を意味する単語としても用いられている。特に会計事務所等では「不正調査」を行うという意味でフォレンジックが用いられている。また、パソコン、サーバ、携帯電話等のデータ又は電子記録を収集・分析する手段や技術の総称として「デジタルフォレンジック」と呼ばれている。」(「はじめに」より)
日本では、2003年ごろから、会計事務所等によるフォレンジック業務が行われるようになったそうです。
報告書は以下のような構成となっています(目次より)。
Ⅰ はじめに
Ⅱ フォレンジック業務の全体像
Ⅲ 不正・不祥事リスク(Fraud and Misconduct Risks)関連業務
Ⅳ 国際法規制違反リスク(Global Compliance and Regulatory Risks)関連業務
Ⅴ 契約違反リスク(Contract Compliance Risk)関連業務
Ⅵ 訴訟リスク(Litigation Risk)関連業務
Ⅶ 情報漏えいリスク(Information Leakage Risk)関連業務
Ⅷ おわりに