イラク軍が多数の幽霊兵士に給料を支払っていたという記事。
「イラク軍が勤務実態のない約5万人の兵士に給料を支払っていたことが政府の調査で発覚した。対象の兵士は最初から架空名義で登録されたり、実際には離脱・死亡したりしており、支払われた給料は上官が着服していた。今年6月に過激派組織「イスラム国」が大規模侵攻した際にイラク軍は戦わずに敗走を重ねたが、こうした“幽霊兵士”の存在で兵力が政府の想定より少なかったことが一因として挙げられている。」
「AFP通信によると、軍将校は警備要員として5人の兵士を雇用できるが、実際には2〜3人だけを雇い、残りの兵士の給料を着服する手口が横行していた。名義を借りた場合は謝礼を支払い、架空名義の場合は全額を横領していたという。師団長レベルになると30〜40人分の給料を横領し、私的流用のほか、昇進のために上官に支払う賄賂に流用する例が多いという。」
スケールは全く違いますが、一般企業における給与計算の内部統制ポイントも、当初の登録とその後の変更ということになるのでしょう。この辺が甘いと「幽霊従業員」発生の可能性が生じます。
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