「税の標語」表彰作品まるでインボイス応援歌? 制度反対の声が強まる中でなぜ
国税庁の関係団体が選んだ税の標語がインボイス制度推進のものばかりだったという記事。
「超党派議連の会合で、末松義規会長(立憲民主党)も「500万人近くがインボイスの影響を受けるといわれている。強行するなんてとんでもない」と訴えていたが、そんな中で話題となっていたのが国税庁の関係民間団体「全国間税会総連合会」が募集した「税の標語」の表彰作品。
2022年度、最優秀、優秀、佳作で15点が表彰されているのだが、うち、3分の1が「インボイス」絡みだったからだ。
<公平で 正しい 納税 インボイス>、<インボイス 新たな仕組み きちんと対応>、<インボイス みんなで学ぶ 新たな税制>、<お互いの 取引ハッキリ インボイス>、<インボイス 正しく理解 正しく納税>
いやはや、これでは、まるで「インボイス」応援歌ではないか。同連合会に表彰理由を問うと、「(意図的?)そんなことはありません。厳正に審査した結果です。標語はその時々に出てきた(税関連の)新語が含まれる傾向があります」(広報担当)」
ちなみに、最優秀は「税金を 納める義務と 知る責任」という中学生の作品です。