架空取引を繰り返し約1500万円をだまし取ったとして、NECの全額出資子会社「NECエンジニアリング」の元事業部長代理が、詐欺容疑で逮捕されたという記事。
「吉田容疑者は架空の商品を次々取引先に転売する「循環取引」を約200回繰り返し、売上高計約363億円を水増ししたという。
循環取引はその行為を罰する法律がないことなどから立件は難しいとされる。捜査二課は吉田容疑者が循環取引に関連してNECEに部品などの架空の注文書などを出させ、代金を自分の口座に振り込ませた行為がNECEへの詐欺に当たるとして逮捕に踏み切った。」
架空取引で1500万円詐取 NEC子会社の元部長逮捕
逮捕容疑は1500万円の詐欺ということですが、産経の記事によれば、循環取引の元々の動機は「自分が担当している開発案件の赤字補填(ほてん)や売上高を上げるため」だったそうです。
工事進行基準強制適用(来年から)になれば、開発案件の採算に対する社内の監視は厳しくなり、こういう事件は起きにくくなるのでしょうか。
なお、架空取引の件は2006年3月に会社から公表済みです。
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