会計ニュース・コレクター(小石川経理研究所)

「押し買い」業者、所得隠し11億円 国税局が指摘(朝日より)

「押し買い」業者、所得隠し11億円 国税局が指摘(記事前半のみ)

中古品販売などを行っている会社グループが、税務調査で約11億円の所得隠しを指摘されたという記事。

「関係者によると、所得隠しを指摘されたのは「シーエスアート」(本社・大阪市)など数社。リサイクルショップの運営やブランド品の買い取り・販売などをしている。いずれも実質経営者が同じで、従業員も一部重なっているという。国税局は約12億円の申告漏れを指摘し、うち約11億円について架空の仕入れを計上するなどして所得を仮装・隠蔽(いんぺい)したと判断した。」

脱税していたというだけでなく、商売そのものが摘発されています。

「事実上の本社を大阪に置き、消費者庁が14年に押し買い業者として初の業務停止を命じた「エア」について、大阪国税局は実質経営者を特定。実質経営者が同じシー社など他の会社を調べ、従業員らから顧客とのやり取りの内容を聞き取るなどし、押し買い行為を確認したという。」

業者側は、「近く破産手続きを始める予定」といっているそうです。消費者庁や国税庁がいくら取り締まっても、こういう業者は、責任を果たす前に会社をつぶして、新しい会社で悪事をはじめるのでしょう。
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