プレミアリーグ公式が声明を発表…マンチェスター・Cに多数の財務規則違反の疑いか
プレミアリーグが、マンチェスター・Cityに「多数の財務規則違反の疑い」があるという声明を発表したという記事。
どのような違反なのか。決算数値に関するものもあるようですが、それだけではありません。
「イギリスメディア『BBC』がまとめた報道によると、「クラブの財政状況を真実かつ、公正に把握出来る正確な財務情報」の提供を求める規則の違反があったとのこと。この情報には、スポンサー収入や運営費などクラブの収入も含まれている。
さらに、疑われている違反は上記のものだけではなく、ロベルト・マンチーニ氏が指揮を執っていた2009-10シーズンから2012-13シーズンまでの「監督報酬の詳細を伝えることを要求する規則」と、2010-11シーズンから2015-16シーズンまでの「選手への報酬に関する」もの、2013-14シーズンから2017-18シーズンまでの「ファイナンシャル・フェアプレー(FFP)を含むUEFA(欧州サッカー連盟)規則に関連する」ルール、及び2015-16シーズンから2017-18シーズンまでの「収益性と持続可能性に関するプレミアリーグの規則」が含まれているとも併せて報道されている。」
もとになっていると思われるBBCの記事。
Manchester City charged with breaking financial rules by Premier League(BBC)
In a statement the Premier League said City breached rules requiring them to provide "accurate financial information that gives a true and fair view of the club's financial position".
This information covered club revenue, which includes sponsorship income and operating costs.
Further alleged breaches relate to rules requiring full details of manager remuneration - from the 2009-10 to 2012-13 seasons, when Roberto Mancini was in charge - and player remuneration between 2010-11 and 2015-16.
The Premier League said City breached rules related to Uefa regulations, including Financial Fair Play (FFP), from 2013-14 to 2017-18, as well as Premier League rules on profitability and sustainability from 2015-16 to 2017-18.
「a true and fair view」というところが英国らしい...。
どのようなきっかけで調査が始まったのか。また、具体的な不正の中身は...
激震…マンチェスター・シティが100以上の財務違反でプレミアリーグから告訴(Yahoo)
「シティは財務規則違反を激しく否定しているが、ポルトガルのコンピューターハッカー、ルイ・ピントから発信された『フットボール・リークス』のキャッシュの文書を、ドイツの調査サイト『Der Spiegel』が2018年12月に公開、翌年の3月から調査が開始された。
それによると、シティは湾岸諸国とつながりのあるスポンサーではなく、クラブのアブダビ人オーナーから支払われたお金でスポンサー収入を過大に計上。また、アブダビのあるクラブとの接触によって、当時の指揮官ロベルト・マンチーニの給与を2倍に。さらには若い選手へのアプローチに関する規則を破った疑いが持たれている。」
Der Spiegelは調査サイトとありますが、ドイツの有名な雑誌のことでしょうか。
売上をよくみたら、実はオーナー(大株主)からの入金だった、売上の実体はなかったというケースは、日本の上場企業でもあったような...。