1本目は、ウオールストリートジャーナルによるものです。事件全体の経緯がわかります。記者やショートセラー(空売り屋)へのインタビューを交えています。6分弱の長さです。英語の字幕がついているので、なんとなく意味は取れます。最後の方で、消えたキャッシュはどこへ行ったのかという話をしていますが、2つの説があって、ひとつは、ビジネスは行っておらず最初から現金はなかった、株価を上げるため、また、資金調達をするために、粉飾していたという説(なくなった金額は10年間の利益に相当する額だそうです)で、もう一つは、何らかのビジネスはしていたけれども、それにより入るべきカネが、だれかによってどこかにながれてしまったというものです(問題となっているのが中東や東南アジアでのサードパーティを使ったビジネスなので、それもありうる?)。
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Wirecard and the Curious Case of the Missing $2 Billion | WSJ
2本目は、昨年からワイヤーカードの不正会計問題をスクープしてきたフィナンシャルタイムズによるものです。担当した記者本人が図なども使って説明しています。早口なので、わかりにくいのですが、こういう記者が書いているのだということがわかりました(日本の新聞記者とはだいぶ違う?)。8分ほどの長さです。最初の方は、当局から犯罪者扱いされた体験談などを語っています。そのあと、ワイヤーカードのビジネス、事件の経緯などを説明しています。
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Wirecard and the missing €1.9bn: my story
Wirecard and the missing €1.9bn: my story | FT(Youtubu版)(英語字幕付き)
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