日本公認会計士協会は、監査基準委員会研究報告「監査ツール」の公開草案を、2012年3月30日付で公表しました。
この「監査ツール」は、新起草方針に基づく改正版の監査基準委員会報告書に基づく実務を行う際の参考に資することを目的としたものです。
2010年にいったん「監査ツール -監査計画-」として公開草案が出ていますが、今回、新起草方針に基づく監査基準委員会報告書が最終報告書になったことを受けて見直しが行われています。
大手や準大手の監査事務所では、(どれだけ使いやすいかは別として)独自の監査ツールをもっており、協会版を使う必要はないわけですが、中小監査事務所では、こういうのがないと、精緻化したリスク・アプローチ監査に対応できないということでしょう。
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