東証2部上場で民事再生手続き中のソフトウエア開発会社「アイ・エックス・アイ」(IXI)が、架空の製品を複数の業者間で転売したことにする「架空循環取引」で売り上げを水増ししていた疑いがあるという記事。
元役員の一部が「売上高の8~9割を水増ししたと思う」と認めているそうです。
東京リースや日本IBMも(意図的かどうかはまだわかりませんが)架空取引に関与しています。
「複数の関係者によると、東京リースを仕入れ先とする製品はそれまで、主に大阪市のソフト開発会社など3社に転売されていた。3社は、この問題の取引では東京リースの下請け発注先になっていた。最終的な販売先や末端の利用者が判明しないケースがほとんどで、製品が実在していなかった可能性が高いという。 」
この記事からすると、帳簿上の売上の流れは、ソフト開発会社3社→東京リース→IXI→ソフト開発会社3社、だったのでしょう。キャッシュの流れは、東京リース→(仕入代金として)ソフト開発会社→(IXIの売掛金の回収)IXI→(仕入代金として)東京リース→・・・、となるはずが、どこかの時点で循環しなくなったのでしょう。
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