2015年上半期(2015年1-6月)の「コンプライアンス違反」倒産の状況をまとめたレポート。
「2015年上半期に「コンプライアンス違反」が一因で倒産した企業は103件(前年同期比3.7%減、前年同期107件)だった。企業倒産は、金融機関が中小企業のリスケ要請に柔軟に応じていることや、大手輸出企業を中心に牽引され景気が底上げされていることで一段と抑制されている。これに伴い「コンプライアンス違反」企業の経営破綻も表面化するケースが少なくなったとみられる。」
「103件の違反内容別では、不正な会計処理や虚偽の決算書作成などの「粉飾」が17件(前年同期比112.5%増、前年同期8件)で前年同期より倍増した。
また、脱税や滞納など「税金関連」が27件(同22.8%減、同35件)、「不正受給」が9件(同25.0%減、同12件)、食品の産地偽装など「偽装」が4件(前年同期ゼロ)だった。
なお、「その他」39件の中には、建設業法や医師法など業法違反、法人税法や特定商取引法などの法令違反、行政処分、代表者の逮捕などを含む。」
粉飾しているから、倒産を先送りできている企業もあるのでは。
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