「1億7千万円マンション」利益供与
日本テレビのアナウンサー(34)が、有力スポンサーから多額の融資を無利息で受けていたという記事(要約)。
「日本テレビの情報番組「スッキリ!!」の新司会に抜擢された上重聡アナウンサー(34)が、昨年、自宅マンションを購入した際、有力スポンサーから多額の融資を無利息で受けていたことが、「週刊文春」の取材により明らかとなった。報道機関である民放の社員がスポンサーから金品などの便宜を図ってもらうこと自体、重大なコンプライアンス違反であり、上重アナの行為は日テレの社員就業規則の懲戒事由に該当する可能性がある。
融資をしていたのはABCマート創業者の三木正浩氏(59)。・・・」
日テレ上重アナが釈明 週刊誌の利益供与報道で(東京新聞)
「報道によると、上重アナウンサーはマンション購入のため、靴販売大手の元会長から無利息で1億7千万円を借りるなどしたという。
上重アナウンサーは「個人的なご厚意の申し出に甘えた。ご迷惑をおかけし、申し訳ありません」としている。」
民間テレビ放送会社のアナウンサーだから「申し訳ありません」で済むのかもしれません。やや強引に会計監査に関連付けて考えてみると、例えば、監査チームのだれかが、監査クライアントの、新規上場が成功して大儲けしたオーナー経営者から便宜供与を受けたとしたら、金額がこの事件の千分の一であっても、大問題となるはずです。可能性は低いとは思いますが、過去にも、大手監査法人の会計士による信じられないようなインサイダー事件が起きています。決して無視できないリスクだと思われます。
日テレ・上重アナ「スッキリ」で視聴者に直接謝罪「深く深く反省」(スポニチ)
【利益供与報道】日テレ上重アナ 番組降板避けられず(東スポ)
「そもそも、報道機関である放送局の社員がスポンサーから金品などの便宜を図ってもらうこと自体、日テレの社員就業規則の懲戒事由に該当する可能性も。同社コンプライアンス憲章にも「過剰な贈答、接待の拒否」を定めた項目があり、番組放送までの過程における関係者や団体、広告関係や取引先などからの過剰な贈答や接待は受けないと宣言している。三木氏がそうした関係者に該当するかは不明だが、今回報じられた巨額の“無利子融資”や車の貸与は、過剰な贈答とも考えられる余地を残す。」
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