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FASF 公共施設等運営権の取扱いなど提言へ(週刊経営財務より)

FASF 公共施設等運営権の取扱いなど提言へ

財務会計基準機構の第25回基準諮問会議(11月12日)で、ASBJへの提言事項を決定したそうです。

「当日は、前回開催時に提案された「公共施設等運営権に係る会計上の取扱い」のASBJへの諮問を決定した。また、同じくASBJでの対応を提言することにした確定給付企業年金の新たな仕組みである「リスク分担DB(仮称)」に係る会計上の取扱いなど、新規提案3件を審議した。」

20日の企業会計基準委員会で報告されています。

新規テーマに関する提言等(企業会計基準委員会)(PDFファイル)

会議資料より抜粋。

公共施設等運営権に係る会計上の取扱いについて

「公共施設等運営権の取引金額は、多額になることが想定され、会計処理の明確化に関するニーズはあると考えられる。また、仮に会計処理が明確にされない場合には多様な会計実務が形成される可能性があると考えられる。これらを踏まえると、当該取引について、ASBJ において検討することが適切であると考えられる。

ただし、現時点で我が国においては事例がない取引であり、また、いくつかの論点は、採用する方法により財務諸表に与える結果が大きく異なるため、判断が難しいことが想定される。したがって、開発は容易ではない可能性があるものと考えられ、その旨を付記する。」

確定給付企業年金の新たな仕組みである「リスク分担型 DB(仮称)」に係る会計上の取扱いについて

「本制度は将来的に広範な影響があると考えられる。また、一般に、企業において退職給付債務は重要性があり、仮に企業が本制度を導入した場合、財務諸表に重要な影響を与える可能性があり、本テーマは一定のニーズがあり、緊急性が高いものと考えられる。

通常であれば、実務対応専門委員会に新規テーマの評価を依頼し、次回以後の基準諮問会議で検討を行うこととなるが、提案内容の緊急性を踏まえ、今回の基準諮問会議において、ASBJ の新規テーマとして提言することとしてはどうか。」

少し詳しい資料も公開されています。

第324回企業会計基準委員会の概要(企業会計基準委員会)(再掲)
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