東証2部・大証2部上場の「駿河屋」が、投資会社との間で見せかけの第三者割当増資をし、法務局にうその登記をした疑いで調べられているという記事。
昨年12月、投資会社に対して全株式の47%にあたる新株940万株を11億4680万円で増資を行い、資本金が5億3000万円から11億340万円に増額。増資が完了した直後に、増資で得た資金のほぼ全額を投資会社に還流する形で貸し付けたとのこと。
この会社は、時価総額が10億円に満たないという上場廃止基準に抵触する恐れのある銘柄として公表されており、警察は、同社が上場を維持するために、株価などを保つ目的で架空増資をした疑いがあるとみているようです。
某メガバンクも、増資で得た資金を、増資先に全額担保として差し入れるというスキームで資本増強しましたが、見せ金にはあたらないのでしょうか。
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