学校法人南山学園が、UBS証券と野村証券を相手取り、約88億4千万円の損害賠償を求めて提訴したという記事。
「同学園は2006~12年、両社とデリバティブ(金融派生商品)取引の契約をし、UBS証券との取引で約60億9千万円、野村証券との取引で約19億5千万円の損失を出した。請求額は、損失額に弁護士費用を加えた。取引した他の証券会社に対する同種の訴訟も検討しているという。
学園側は「リスク性が高い商品なのに、説明が不十分だった」などとしている。UBS証券は「原告の請求を否定する。今後裁判手続きにおいて当社の主張を行う」。野村証券は「個別案件についてはコメントを控える」としている。」
いかにも外資らしいコメントです。
デリバティブ取引に係る証券会社対応について(南山学園)
「訴訟提起に至った経緯
事実関係を継続的に調査した結果、説明義務違反や適合性原則の観点から、訴訟提起が可能であり、適切であると判断したため。」
裁判の経過、関連資料などを、学校法人のサイトで公開してもらえば、生きた教育になることでしょう。
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