会計ニュース・コレクター(小石川経理研究所)

年金会計、国際基準に対応 11年度から、積み立て不足即時計上

年金会計、国際基準に対応 11年度から、積み立て不足即時計上

企業会計基準委員会が、IFRSとの基準共通化の計画表をまとめたという記事。1日の日経1面と経済面に詳しい記事が出ています。

企業会計基準委員会のサイトを見たところでは、この記事に対応するような発表はなされていません。退職給付会計など、最近公表されたいくつかの論点整理の内容を並べただけのようにも読めます。

記事の中の表で取り上げている項目は以下のとおりです。

・のれんの非償却
・包括利益
・出荷基準見直し
・金融商品3分類
・「持ち合い株の売却損益などを包括利益表示」
・年金積み立て不足の全額処理

「持ち合い株の売却損益などを包括利益表示」については、表の中では論点整理公表済みとなっていますが、国際会計基準で公開草案になったばかりであり、まだASBJの論点整理には入っていないように思われます(少なくとも導入する方向とは決まっていない)。

当サイトの関連記事(最近公表された論点整理関連)
「公正価値測定及びその開示に関する論点の整理」について
「企業結合会計の見直しに関する論点の整理」について
「財務諸表の表示に関する論点の整理」について
「金融商品会計の見直しに関する論点の整理」について(持ち合い株(その他有価証券)についてはこの論点整理でふれていたかもしれません。)
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