関西電力の監査役会が設置した取締役責任調査委員会が調査報告書を公表したという記事。前社長や前会長ら5人の善管注意義務違反を認定したという記事。関電側に総額で約13億円の損害を生じさせたとしているそうです。
「調査委は大きく4点で善管注意義務違反の有無を調べた。1)福井県高浜町の元助役(死去)などからの金品受領、2)元助役側への工事情報提供など、3)東日本大震災後に減額した役員報酬の秘密裏の補填など、4)金品受領問題の公表の一時見送り――だ。
1)と2)では森氏を除く4人、3)では八木氏、岩根氏、森氏の責任を指摘した。その上で本来より高い金額での工事発注や不要な工事発注、問題発覚後の入札指名停止処分といった損害が発生したと認定した。一方、4)では公表見送りを決めた八木氏と岩根氏について「善管注意義務違反となるかは見解が分かれる」との指摘にとどめた。」
“関電に損害13億円”と調査委(NHK)
「具体的には▼福井県高浜町の元助役から金品を受け取っていたことや▼元助役側に事前に工事情報を伝え、予定どおり発注していたこと、▼さらに業績悪化で減額した役員報酬の一部をひそかに補填(ほてん)していたことなどが問題だとしています。
▼さらに今回の事態が発覚したことでCMの差し替えや失墜した信頼回復のための広告費用なども会社に損害を与えたとしています。」
取締役責任調査委員会からの調査報告書の受領について(関西電力)
「今後、当社監査役は、受領した調査報告書に基づいて、現旧取締役に対する提訴の要否について検討し、速やかにその結果をお知らせいたします。」
金品受取り問題に関する第三者委員会からの調査報告書の受領について(3月14日)(関西電力)(←200ページ以上あります。)
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