東証2部上場のクレアホールディングスのプレスリリース(6月13日付)。2018年3月期決算の発表が遅延していることについて開示しています。
「当社は、平成 30 年5月 21 日付「平成 30 年3月期決算発表の延期に関するお知らせ」にてお知らせいたしましたとおり、株式取得及び株式交換により、第4四半期に新たに当社の連結子会社となったアルトルイズム株式会社(以下、「アルトル社」といいます。)の決算における会計基準の統一作業とその精査等により決算発表を延期し、平成 30 年5月 25 日を目処とした決算発表に向けて決算作業を進めてまいりました。
しかしながら、アルトル社において事業規模に対応した適切な経理、決算業務の人員の配置ができなかったことから、当社グループとして新たな業界における事業での基準統一の方法を検討したこと、当社と互換性のない会計ソフトを使用しており作業量が増大してしまったこと、初めての連結業務として慎重を期して各科目毎の内容の精査を行ったこと等もあり、アルトル社の決算業務に想定以上の時間を要しました。
加えまして、当社と当社会計監査人との間で、アルトル社の連結子会社化によって連結財務諸表上に計上されるのれんの評価に対する見解の相違について協議した結果、当社の見解のみで決算短信を発表した場合の後日修正を行わなくてはならない可能性等を考慮し、適正な決算発表のため、当社会計監査人との合意を得た決算短信の発表が望ましいと判断し、会計監査人との協議について時間を要しました。 」
遅くとも今月中には開示を行うそうです。
14日になって、追加の開示が行われています。
特別損失、貸倒引当金繰入額、たな卸資産評価損の計上及び業績予想の修正に関するお知らせ
のれん減損456 百万円を特別損失に計上するなどして、予想を大幅に下方修正しています。第4四半期に買ったばかりの会社ののれんをいきなり減損するというのは、少し不自然ですが...。
同日付のこの開示も気になります。
会計監査人の異動に関するお知らせ
昨年就任したばかりの監査法人銀河が退任し、監査法人アリアに交代します。
決算遅延の原因となっている新しい子会社はどういう会社かというと...
クレアホールディングス<1757>、飲食事業のアルトルイズムを完全子会社化(M&A Online)
「クレアホールディングス<1757>は、飲食事業と広告事業を手がけるアルトルイズム(東京都港区。売上高10億9200万円、営業利益△300万円、純資産△8300万円)の全株式を取得することを決議した。一部株式取得の後、株式交換によって完全子会社化する。」
ウェブサイトを見る限りでは、ただのラーメン屋さんです。
↓
http://altruism-jp.com/
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