水谷建設の脱税事件に絡み、東京電力の元会長らが参考人として事情聴取されていたという記事。
福島第2原発の冷却水の取水口付近の土砂約81万立方メートルをしゅんせつし、同原発近くの山林まで運搬するという事業に関連して、不正なリベートが支払われたという事件です。この工事は、東電から前田建設工業に六十数億円で発注し、水谷建設が60億円で下請けに入っていますが、水谷建設から原発用地の取得に影響力を持つ人物が役員を務めていた東京都港区の建設会社や、千代田区の出版社に対し、計3億円余りが流れていたとされています。
要するに、東電が直接支払えないような不正なカネを、工事代金に偽装して(財務諸表の虚偽表示にもなる)、ゼネコンに立て替え払いさせていたのではないかという疑惑です。(東電からすれば3億円はゴミのような金額なのでしょうが・・・)
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