会計ニュース・コレクター(小石川経理研究所)

IIRCとSASBが合併、企業価値報告を焦点とするバリューレポーティング財団を設立へ(KPMGより)

IIRCとSASBが合併、企業価値報告を焦点とするバリューレポーティング財団を設立へ

国際統合報告評議会(IIRC)とサステナビリティ会計基準審議会(SASB)が合併するという記事。

「2020年11月25日、統合報告フレームワークを策定する国際統合報告評議会(IIRC)と、セクター別のサステナビリティメトリクスを策定するサステナビリティ会計基準審議会(SASB)は、財務資本の提供者を主たるターゲットとした長期的な企業価値向上の報告の進展を目指し、2021年中に合併し、バリューレポーティング財団(VRF)を設立すると発表しました。」

どちらかというと、統合報告の方がなじみがあると思われますが、それぞれの基準が残るようです。

「バリューレポーティング財団は、今後も国際統合報告フレームワークとSASB基準の双方を維持すると共に、統合的思考の提唱も引き続き行っていくと述べています。既に意見募集が行われた国際統合報告フレームワークの改訂も、予定通り2021年1月には公表するとしています。」

さらなる統合があるかどうかについては、両団体は「最終的には他の団体の統合も視野に入れ」ているとのことです。また、IFRS財団の協議文書にも賛成しているそうです。

会計士協会のウェブサイトでも取り上げていました。会計士協会のコメントなどもこちらから。

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