ジャスダックに上場していた「プロデュース」の粉飾事件で、会計監査をしていた会計士が逮捕されたという記事。
「地検の調べでは、A容疑者はB容疑者らと共謀し、平成17年11月に同社が上場する際、実際の売り上げが約14億8000万円で約6800万円の赤字だったのに、架空売り上げを計上するなどし、売り上げを約31億1000万円、利益を約1億9100万円とした虚偽の有価証券届出書を、関東財務局に提出した疑いが持たれている。」(注:A容疑者は逮捕された会計士)
記事によれば(経営者である)「B容疑者らは「粉飾決算の方法は、A容疑者が提案した」などと供述している」そうです。これが本当なら、かなり悪質です。しかし、粉飾方法を指導して監査報酬が上がるはずもなく動機がよくわかりません。
「決算書がたのしくわかる」も執筆粉飾決算考案の会計士(写真付き)
「・・・容疑者は早稲田大学大学院商学研究科を修了。会計士として企業の株式公開や会計監査を手がけたほか、自らコンサルタント会社を設立し、代表を務めていた。」
コンサル業務の認識で過剰サービスをしていたのでしょうか。この事件がきっかけで、監査と同時提供されるその他の業務(アドバイザリー業務など)への制約が強まるようなことがないとよいのですが・・・。
プロデュース粉飾決算 公認会計士を逮捕(日本テレビ)
工作機械メーカー粉飾で会計士を逮捕(TBS)
大きな扱いではありませんが、新聞だけでなく、テレビ報道もなされているようです。
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