「ナナボシ」の粉飾決算を見逃したとして、監査法人トーマツが同社管財人から損害賠償を求められていた訴訟で、トーマツが1審判決を上回る4000万円を支払うことで和解していたという記事。
「1審は約1700万円の支払いを命じ、上場企業の法定監査で監査法人の過失を認めた極めて異例な判決とされた。高裁は7月の第1回口頭弁論で和解勧告し、10月に最終的な和解条項案を提示。同28日に成立した。」
トーマツの方は法的過失はないといっています。判決により白黒をつけるという方法もあるはずですが、そこまでのリスクは負えないということでしょう。4000万円ですめば(評判が傷ついたことを除けば)大きな負担ではありません。
ちなみに、トーマツや担当していた会計士個人に対する行政上の処分はすでに終わっています。
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